2008年に発売された「500(チンクエチェント)」が、デビュー以来初のマイナーチェンジを受けました。「500」前期型オーナーであり、モータージャーナリストの藤島知子さんが、改良モデルに試乗した印象を報告します。 変更部品は1900点、細部まで進化! 愛嬌満点のルックスと親しみやすさで、多くのファンを虜にしてきた「500」が2016年1月、国内デビュー以来初のマイナーチェンジを受けました。8年目のマイナーチェンジは、クルマのモデルサイクルではやや長め。裏を返せば「500」は長期にわたり、色褪せない魅力を放ってきた証。これほど小さなボディでありながら、今回の変更部品は1900点にも及ぶとのこと。目に触れる部分だけでなく、見えない部分も進化しているのです。 エクステリアは、従来の「500」らしさは残しつつ、細部を中心に変更が加えられています。なかでも大きな変更はライト類。ヘッドランプは「Lounge」だけでなく「Pop」にもプロジェクター式が採用されたほか、新たにLEDデイライトが全車に採用されました。走行時に常時点灯するこのデイライトにより、周囲からの被視認性が高まることが期待できそうです。 フロントグリルはクロームメッキのドットを散りばめたデザインに変更されています。またそのグリル内の左右にはクロームのリングに囲まれたフォグランプが配置され、そこから外側に伸びたメッキのガーニッシュが安定感のあるスタイルを印象づけます。今回のデザイン変更では、これまでのレトロな感じから一歩踏み出し、シックな雰囲気を増した印象。これもまた広く受け入れられるのではないでしょうか。 リヤスタイルは、テールランプの形状が変更され、中央にはボディ同色の装飾が加わりました。さらにバックランプとリアフォグランプがバンパー下部に移動し、横一文字のラインが強調されているのが印象的です。 インテリアの変更でより快適なドライブを! 今回試乗したのは「TwinAir Lounge」。アルミホイールは新デザインのものが採用されており、タイヤの回転を強調するような立体感あるグラフィックに変更されました。さらに前期モデルでは限定車として人気を得ていた爽やかなミント グリーンのボディカラーが標準色に加わりました。ボディカラーはソリッド系が5色、三層仕上げのパールペイントが1色の全6色が設定されています。 インテリアについては、シートの柄が一新されたことに加えて、新たにエンターテインメント機能が追加されています。ボディ同色のダッシュパネルの中央には、「500X」にすでに採用されている5インチのタッチスクリーンが搭載され、Bluetooth経由で携帯電話のハンズフリー通話も可能に。2016年3月末以降は、カロッツェリアの2DINインダッシュタイプのカーナビ「楽ナビ」が装着可能になるという、うれしいニュースもあります。 さらに、USBや外部入力端子にケーブルを繋ぐことで、スマートフォンや音楽プレーヤーに保存したお気に入りの音楽を再生できます。いまの時代に欠かせない“繋がる機能”はドライブの楽しさをいっそう高めてくれそうです。オーディオやハンズフリーの操作はステアリングホイール上のスイッチでも行えるので、運転中に手を離さず操作できるのも好ましいポイントです。 車内に設定されたポケッテリアも使いやすさが向上しています。前期型では助手席の膝元にオープンタイプのグローブボックスが設置されていましたが、それがフタ付きのものに変更されています。これまでは大切な車検証などはラゲッジルームにしまっていましたが、安心してグローブボックス中に収納できるようになりました。また、前期型同様に乗員4人分が用意されているドリンクホルダーは形状が変更され、四角いペットボトルが収めやすい形になっています。身近なものがサッと置きやすくなったのはうれしい配慮ですね。 実際に走らせて進化を実感! クルマに乗り込んで驚かされたのは、ドアの閉まり感に変化が感じられたこと。まるでクラス上のモデルに乗ったかのように、ドアを閉めた瞬間にボスンッという重厚な感触が得られるようになりました。 走り出すと、ステアリングフィールにも違いを感じました。交差点などでステアリングを切り込んだり、戻したりする時の感触がマイルドで滑らか。サスペンションはうねりを乗り越える際に「ポヨン」と縮んでから跳ね返るかわいらしい動きを見せることもありますが、高速で路面の継ぎ目を通過するような場面では車体の収まりがよく、フラットな乗り心地を維持してくれます。小刻みに上限に揺すられるような動きは抑えられているので、快適にドライブできるのがいいですね。 さらに、TwinAirエンジンと5速デュアロジックを組み合わせたお馴染みのパワートレインは、アクセルを踏み込んで加速していく際に、これまで以上にしっかりと力をみなぎらせていく感触を伝えてきます。2気筒のTwinAir特有の鼓動感を残しながらも、アクセルペダルの踏み込みに連動して加速感を高め、爽快な走りを満喫させてくれます。 生まれ変わった「500」は、わずかな時間走らせただけでも、その進化を肌で感じることができました。かわいらしさや親しみやすさなど持ち前の魅力はそのままに、ルックスも機能も走りもアップデートされた新しい「500」。何気ない日常をワクワクさせてくれるクルマだと思います。 写真 荒川正幸 文 藤島知子
7月4日が 500(チンクエチェント)の誕生日であることは、皆さん、ご存じですよね? まさしくその日、もはや完全にこの季節の風物詩となった、500(チンクエチェント)のバースデーイベントが開催されました。開催8回目となった今回のイベントタイトルは、『BUON COMPLEANNO(ブオン コンプレアンノ) 500』。イタリア語で「チンクエチェント、誕生日おめでとう」です。 朝霧ジャンボリー オートキャンプ場で開催! 今回のイベントがこれまでと最も異なっていたのは、会場が日本の象徴・富士山の麓にある、静岡県富士宮市の朝霧ジャンボリー オートキャンプ場へと移されたことです。もちろんそれは、毎年増える一方だった参加を希望されるチンクエチェント ファンになるべくたくさん集まってもらうための決断だったのですが、同時にそれは自分の愛車と離れ離れになることなく、クルマとヒトが同じ会場で1日を一緒に過ごせるイベントにしたいという長年の願いを叶えるためでもありました。そんなところからも「クルマはただの道具なんかじゃない」という考え方が伝わってきます。 オートキャンプ場ですから、この季節の足元は見事に美しいグリーン。その上に色とりどりのチンクエチェントやFIAT達がずらりと並ぶ光景は、さぞかし圧巻だろうな……と、開催前から期待していた人も多かったことでしょう。 ところが当日は生憎の湿ったお天気。ときおり雨がパラつく1日となってしまいました。けれどそれにも関わらず、イベントがスタートする午前10時を前にして、付近の道路はチンクエチェントの列、また列──。メイン会場はあっという間に埋め尽くされていきます。しっとり濡れた緑色の上に小さな姿が整然と並ぶ光景も、実に美しいものでした。この日の参加台数はFIATブランド車 約274台 / それ以外 約20台、参加人数は約650名。空模様なんかには負けていられない、という熱心なファンが多かったことの証でしょうね。 イベントを盛り上げる催しの数々! イベントの内容は例年と同じように、FIATと一緒にのんびり1日を過ごそうよ、といったピクニックのようなもの。会場に来たからといって、特に何かをしなければならないというような縛りのいっさいない、自由な雰囲気です。 けれど、だからといって何もないわけではなく、訪れた人達を退屈させない催しが、会場内のあちこちで1日中ひっきりなしに行われていました。
フィアット好きにとっては夏の風物詩みたいになってきた、毎年恒例の『FIAT BIRTHDAY FESTA』が、7月6日の日曜日に開催されました。今の500(チンクエチェント)が2007 年の7月4日に誕生し、元気いっぱいに日本の道を走り始めた2008年の夏から始まって、今年で早7回目。7月4日に500が7歳を迎え、6月1日にパンダが2周年を迎えたお祝いです。 毎回このイベントに参加するのを楽しみにしているオーナーさんもたくさん。今回の最大のトピックは、会場がこれまでの葛西臨海公園から神奈川県の大磯ロングビーチへと変更になったこと。第3駐車場がまるごとイベント会場とされたおかげで一カ所であれもこれも楽しめるようになって、ブリッジをひょいと渡った第1駐車場と第2駐車場に戻れば、皆さんが乗ってきた500やパンダ、プントといった色とりどりのフィアット達を眺めて楽しむことができる、といったかたちです。 イベント会場内の催しに変化が!? 初期型のクラシック・チンクエチェントや最新の500の限定車“ジェラート”をはじめとする500やパンダが展示される会場の中心部には、夏の強い日差しを避けるためのテントが大きく張られ、フィアットカフェ特製のランチボックスを広げたり暑さを避けて休んだりしながらノンビリ過ごすためのスペースが作られています。テント村には、アーティストであるミレイヒロキさんの新作“花のテント”の大きな花がたくさん咲いていました。 その周囲をぐるりと取り囲むように、ミレイヒロキさんのライブペインティング&ワークショップスペース、お子さんが塗り絵などを楽しむためのテント、参加車に1台ずつプレゼントされたトミカ製フィアット500をマーカーペンで思い思いにペイントできるコーナー、小出茂鐘画伯によるフェイスペインティングコーナー、フィアットグッズが手に入れられるショップといった、楽しいコーナーが並びます。 また、もうお馴染みの石窯ピッツァ“サルヴァトーレ・クオモ”や、イタリア車好きの間では有名な箱根“カフェ・ジュリア”の出店もあり、おなかとのどの乾きを満たしてくれました。 そうそう、一番大きな変化は何かというと、会場の奥にあるゴーカートのコースで、カートの走行体験をすることができたのです。経験豊富なはずのパパより体重の軽い息子さんの方が速かった、なんて声を聞くこともできて、かなり好評でした。クルマ好きは走ることも好き、ですからね。 会場内ステージでもさまざまな催しが! 今回は吉本興業のFUJIWARAさんとバッドボーイズさんが登場。FUJIWARAさんいわく「今まで仕事してきた中で一番低いステージ」の上で、会場の皆さんと同じ目線に立ってイベントを盛り上げてくださいました。ステージ上でのトークはもちろん爆笑の渦、抽選会やじゃんけん大会でも全く飽きさせることなく次から次に笑いのネタを繰り出して、時間が過ぎるのが早かったことといったらありません。 そして印象的だったのは、フィアット クライスラー ジャパンのポンタス・ヘグストロム社長やマーケティング本部長のティツィアナ・アランプレセさんも、夏の日差しが強烈に照りつける中、参加者の皆さんと一緒になって笑顔でイベントを楽しんでいたことです。フィアットを愛している皆さんのことをどれだけ愛してるのか、そんなところからも伝わってきますね。 参加者の生の声を聞く! さて、今年で7回目となったFIAT BIRTHDAY FESTAの参加者の皆さんに、少しだけお話をうかがってみました。 まずは、おふたりのどちらにとっても500が初めてのクルマ、という神奈川県の長島さん御夫妻。 旦那さん「初めての参加でしたけど、こんなに500が集まるのを見ることは滅多にないので、それだけでも楽しかったです。500は嫁がどうしても欲しいということで、私もツインエアのこの音とか振動とか粘り強いトルクとか、中身が気に入って、それで手に入れたんですけど、こんなふうにフィアット500を楽しんでる人がいっぱいいて、それも思い思いのやり方で楽しんでることを知ることができて、とても新鮮でした。当分ほかのクルマに乗り換えることはなさそうですね。来年も参加したいと思います」。 奥さん「私の英会話の先生がイタリア系で、“僕のママはこのクルマに乗ってるんだ”って写真を見せてくれたのが古い500だったんです。そのときのカワイイ! っていう印象がすごく強くて。それで今の500を欲しいな、と思ったんです。見た目もカワイイし、小さいから運転しやすいし、気に入ってます。今日はディーラーさんに行っても見られないいろんな色の500が並んでいて、それを見ることができただけでも嬉しかったです」。 同行の御友人「今日はオマケでついてきましたけど、500を持ってない人間でも楽しめました。500がおもしろいクルマなのは解ってましたけど、これだけいろいろなタイプが集まると、カラフルで楽しいですね。こういうイベントは、クルマの楽しみを広げてくれるので、素晴らしいと思います」 そして、もう一組。栃木県からオーナーである21歳の息子さんとその妹さん18歳、そしてお姉さんかと思ったほどお若いお母さんの3人で参加されていた齋藤さん親子です。 息子さん「ルパン三世が好きで憧れてたので、初めてのクルマに選びました。ツインエアが欲しかったんです。まだ買って3ヶ月ですけど、もう10年は乗るつもりですよ。こういうイベントも参加するのは初めてなんですけど、天気も暑かったけど集まってる人も熱かった。いろいろな人がいろいろなカタチでクルマを楽しんでるっていうことを見られるのがいいですね。もちろん次回も参加したいと思っています」。 お母さん「息子が以前から買うならこれって決めてたんですけど、私もこのクルマは大好き。自分のクルマがあるのに、息子に“ちょっとあそこまで乗せてって”って勝手に乗り込んじゃうくらいです。運転することは息子が許してくれないので(笑)同乗専門ですけど、とってもカワイイので気に入ってます。プルプルふるえるようなところもあるけど、そこもまたいいですね」。 妹さん「私も兄につられそうな勢いです。ホントにカワイイし、今日、いっぱい並んでるのを見て、“やっぱりいいなぁ……”って感じちゃいました。私も500に乗りたいです。来年はもしかしたら2台で来るかも(笑)」。 全部で200台以上のフィアットが集まり、700人以上の皆さんが楽しい1日を一緒に過ごすことのできた『FIAT BIRTHDAY FESTA 2014』。もちろん来年も開催されることになるでしょう。 皆さん、また来年お会いしましょうね。
2013年7月7日(日)、東京都の葛西臨海公園で『FIAT BIRTHDAY FESTA 2013』が開催されました。バースデーを祝うイベントは、2008年に500(チンクエチェント)が日本市場への登場した夏にスタートして以来、毎年7月に実施。今年で6年目を迎えます。今回は500とPandaのお祝いをしようという趣旨のもと、イベントのスケールはこれまでの2倍に広がりました。 駐車場では、このイベントのために『FIAT BIRTHDAY FESTA 2013』のラッピングが施された500とPandaが来場者を出迎えていました。 また、会場となった公園内の芝生の広場では、さまざまなアクティビティが行われていました。 真夏の日差しと抜けるような青空のもと、会場を横切る彩り鮮やかな旗が東京湾から吹き付ける風にたなびいていました。 乾いたのどを潤すブラッドオレンジジュースやランチボックスに加えて、会場内には石窯を積んだバスが現れて、イタリア料理店『サルヴァトーレ・クオモ』で活躍する日本人初の世界チャンピオンの大西誠さんが焼きたてのナポリピッツァをふるまっていました。 参加者のみなさんは、木陰にテントやレジャーセットを持ち込んで、ピクニックを満喫していました。本格的なイタリアの味覚を楽しみながら、家族や友人達との語らいで会話が弾んでいる様子でした。 身体を動かすアクティビティも行われていました。世界で活躍しているイタリア人のミュージシャンによるアコースティック・ライブの演奏が行われたほか、イタリア生まれの乗用玩具『RODY』と戯れながら親子で楽しく参加できる『RODY YOGA』も行われていました。 頬にフェイスペイントをしてもらって、ニッコリしている兄弟を発見! 『なんてカラフルな色えんぴつ!』と目を奪われたのは、FELISSIMOが発売している『500色の色えんぴつ』。500の絵柄に思い思いに色づけしていくオリジナルの『ぬり絵』も用意されていました。 クイズ大会も行われ、正解者には抽選でステキなプレゼントが手渡さされました。また、サプライズで行われたじゃんけん大会では、大人も子供も大盛り上がり。これまでのFIATの広告やイベントの為に制作されたグッズもプレゼント加わるあたりも、エコを考えるFIATらしい催しといえますよね。 会場でイベントを楽しんでいた参加者のみなさんに、感想をお伺いしてみました。まずは、福島さんご一家から。 奥さま 「元々イタリアが大好きで、Pandaや500に興味をもっていました。イベントでもさまざまなものがありますが、FIATのイベントは垢抜けていますよね。明るい雰囲気ですし、自然と調和しているのに、都会的なセンスが上手に表現されていると感じます。 一方、旦那さまは 「妻はFIAT車の見た目が大好きで、街で走っている姿を目にしたり、お洒落な内装にワクワクしているみたいです。昔のモデルと変わっていないキャラクターもいいですよね。」とコメント。3才の娘さんは、RODYと遊びながら、はしゃいでいたのだとか。 公園で行われるイベントらしく、ワンちゃんと一緒に参加している方も数多くいらっしゃいました。 西さんご夫妻もFIAT車のファンで、Puntoを乗り継いで来た経験の持ち主なのだそうです。 旦那さまは 「FIATのメールマガジンを毎回楽しみに読ませていただいています。このバースデーイベントは2度目の参加ですが、年々参加者が増えて来ているのが分かりますね。イベントって大きくなると雰囲気が変わってしまったりするけど、前回の楽しい雰囲気を保ったまま大きくなってくれているのが嬉しいです。こういう自然の中だから、犬がいても参加しやすいし、小さい子供からカップルまでがみんなで楽しめるのがいいですね。 奥さま 「FIATのクルマって、どれも可愛らしさがあるんです。とにかくデザインが大好きで、アクセサリーを身に付ける感覚で乗れるのがいいと思います。」 とコメント。大型犬を飼っていらっしゃるだけあって、「もう少し大きいサイズのモデルが出てきたら嬉しいですね」というお話をされていました。 また、駐車場ではイタリア国旗のストライプをまとった500を発見。
今年で5回目となる500(チンクエチェント)のバースデーイベント、『HAPPY BIRTHDAY FIAT 500 FIAT 500 PIC-NIC 2012』を葛西臨海公園(東京)にて開催。 公園内の駐車場にカラフルに並んだ500。イベントに参加されたFIATオーナーのみなさまの愛車、150台以上が勢ぞろいです。 発売したばかりの「500 TWINAIR SPORT」と「500 TWINAIR SPORT PLUS」も仲間入り。バースデー仕様にスペシャルラッピングしております! ご家族、カップル、仲良しグループなどなど、今年は500人を超えるお客様にご来場いただきました。 恒例のFIAT CAFFÉ特製ランチボックスとオリジナルクッキー。美味しく召し上がっていただけましたでしょうか? バイオリニスト 水谷美月さんとギタリスト 塙一郎さんによるMUSICアクティビティではイタリアンソングにあわせてみんなでダンス! モンスターズさんによる新聞アートワーク。新聞紙で500の帽子を作りました。こちらは塗り絵コーナー。お子さまたちは500のデコレーションに夢中の様子。 こちらではアーティスト Mirey HIROKIさんによるお絵描きワークショップを開催。みんなで500にかわいいお花を咲かせましたよ。 クイズ大会は正解者多数の為抽選に。豪華賞品の登場でイベントの盛り上がりは最高潮に。。。 最後は全員でハッピーバースデーソングの大合唱!今年もみなさまと楽しく500をお祝いすることができました。ご参加くださった皆様、来年もまたお会いしましょう!!
500の記念日を祝おう! 7月4日は500(チンクエチェント)にとって特別な記念日。 本拠地となるイタリアのトリノでフィアット 500が生まれたのは1957年7月4日のこと。それに合わせるようにして、現代の500は2007年7月4日にトリノで発売が開始されていたのです。つまり、この日は500のお誕生日に当たるのです。 会場となった葛西臨海公園の駐車場には、色とりどりの500が続々とやってきました。そこには、500を通じて知り合ったというオーナーさんたち、子供連れのファミリー、500を愛してやまないご夫婦などが集まっていました。みなさん、ピクニック用のシートや椅子などを抱えながら、イベント会場となる展望広場を目指して歩いていきます。 参加者も満足の催し! ピクニック会場では、青山にあるフィアットのアンテナショップ『FIAT CAFFÉ』特製のランチボックスが振る舞われました。オレキエッテのサラダ、フリッタータ、イカスミのアランチーニにフォカッチャといったイタリアならではの味を、サミュエル・J・リリー氏&清水博志氏による、アコーディオンや太鼓の音に合わせて、アコースティックライブを楽しみながらいただきます。 続いて、参加者のみなさんが興味深く眺めていたのが『バルーンアート』。バルーンアーティストであるモンキーさんが、細長い風船をねじったり編み込んだりしながら作品を作り上げていく最中、間近で手元を眺めていた子供たちから「がんばって〜」という愛らしい声援も。サルやオートバイなど、見事な作品の出来映えに会場は拍手で沸いていました。 また、希望者にはHAPPY BIRTHDAY 500の絵が描かれたシートと色鉛筆が手渡され、みなさん思い思いのカラーリングで500ペイント。ササッと書き上げる子供とともに、子供以上に熱が入る大人の一生懸命な姿が何とも微笑ましい光景です。 最後に、参加者に出題されたクイズに全問正解された方の中から抽選で、500やフィアットが描かれたジュゼッペ ベルチバーディ氏の作品や、フィアットのさまざまなグッズなどがプレゼントされました。 ヘグストロム氏が登場! 会場にはフィアット グループ オートモービルズ ジャパンの代表取締役社長 兼CEOのポンタス ヘグストロム氏が『FIAT』とロゴが書かれたTシャツとカジュアルパンツというピクニックファッションで登場して、「500の誕生日は今回で4回目を迎えています。日本においてもFIATのクルマの数が増え続けていることは嬉しく思っていますし、来年もみなさんにお会いできることを楽しみにしています」とコメント。 また、カントリーマネージャーのティツィアナ アランプレセさんは、「今回のイベントに、子供たちも一緒に遊びに来てくれたのを嬉しく思います。今年のフィアットの合言葉は『Share(シェア)』。3月に起こってしまった震災のこともあり、大切な言葉です。私たちのコミュニティでシェアできるものはしていきたい。みんなで楽しみながらシェアをしていきましょう!」 晴天のもとで行われた今回のバースデーイベント。イベント後は参加者たちが駐車場でそれぞれの500と記念撮影していたり、オーナーさん同士が語り合っていたりと、仲間たちとの別れを名残惜しんでいるようすが印象的でした。 藤島知子(モータージャーナリスト) 幼い頃からのクルマ好きが高じて、スーパー耐久のレースクイーンを経験。その一年後、サーキット走行はズブの素人だったにもかかわらず、ひょんなことから軽自動車の公認レースに参戦することになる。以来、レースの素晴らしさにどっぷりハマり、現在は自動車雑誌やWeb媒体で執筆活動する傍ら、箱車にフォーミュラカーにと、ジャンルを問わずさまざまなレースに参戦している。 藤トモ通信