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DRIVING

DJ AMIGAが選曲! FIAT 500で聴きたいSpotifyプレイリスト20曲

スマートフォンをFIAT 500の車載モニターにつなげるだけで、ドライブミュージックがもっと自由に楽しめる! 2018年秋から500に、Apple CarPlay(*1)およびAndroid Auto(*2)対応の 「7インチタッチパネルモニター付Uconnect®」が搭載されます。そこで、Apple CarPlayおよびAndroid Autoで再生できるデジタル音楽配信サービス「Spotify」に、FIATのアカウントを開設。500をイメージしたプレイリストをDJ AMIGAさんに選曲していただきました。 *1 Apple CarPlay は、米国およびその他の国で登録された Apple Inc. の商標です。 *2 Android Auto は、Google Inc. の商標です。   FIAT 500 Driving Music 2018 | Selected By DJ AMIGA  今回の20曲のセレクトについて、DJ AMIGAさんにメッセージをいただきました。 「FIAT 500は、アーバンとスポーティーを絶妙に行き来しているところが他にはない魅力だと思います。500の持つ軽快さと心地よさを体感できるような、軽やかなグルーブの選曲を心がけました。森の中でも海の横でも、首都高でも、渋滞中でも(笑)。 さまざまなシーンのドライブのお供になれば嬉しいです」 行楽の秋、軽快な音楽とともにFIAT 500でのドライブをエンジョイしよう!   スマホやタブレットで楽しむ、 Spotifyアプリのダウンロードはこちら App Store Google Play     心躍るドライブのスタート。DJ AMIGAが選曲を解説 01『Ease Up  ft. Josh […]

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おしゃれピクニックを楽しむ5つのアイディア〜Pandaと一緒に秋のお出かけ〜

もうすぐ9月。真夏の暑さが少し和らぎ、秋の空気を感じはじめたら愛車を相棒に、自然あふれる公園へピクニックに出かけてみませんか。車ならちょっとした遠出もなんのその。大きな荷物を持っていけるのも魅力です。 かわいいPandaならピクニックを盛り上げてくれること間違いナシ!今回はピクニックを楽しくおしゃれに演出する、スタイリングのアイディアをご紹介します。     アイディア1.お気に入りのファブリックをピクニックシートに ピクニックに欠かせない敷物は、レジャーシートでも十分ですが、せっかくなら華やかな柄で気分を盛り上げたいもの。そんなときはお気に入りの布と一緒に防水性が高い「オールウェザーブランケット」を持って行きましょう。地面や芝生との間に一枚敷いておけば、布が濡れたり汚れたりする心配がありません。自宅にある薄手のラグやテーブルクロスをシート代わりにするのもおすすめです。 オールウェザーブランケットは、NASAが開発した、防水・防風・保温性に優れる多目的シート。その名の通りブランケット(毛布)として、またタープとしても活躍。裏面はアルミ素材で光を反射するので、車の断熱シートとしても使えます。     アイディア2.ドリンクはボトルクーラーに入れてにぎやかに演出 ピクニックスペースにボトルクーラーがひとつあるだけでおしゃれ度アップ。氷もたっぷり持って行きましょう。 ドリンクはドライバーも楽しめるノンアルコールのフルーツソーダがおすすめ。お好みのフルーツをボトルに入れてジュースやソーダを注いでおくだけ。出かける前に準備しておけば、ピクニックが始まるころ飲み頃に。     アイディア3.大きなカッティングボードを活用 カッティングボードが一枚あれば、パンやチーズをカットするまな板として使うのはもちろん、サンドイッチやフルーツ、チーズや生ハムなどピクニックフードの盛り付け用プレートとしても活躍。割れたりする心配もないので安心して持って行けます。     アイディア4.天然素材でまとめて大人っぽいスタイリングに 籐のバスケットや木製のテーブル&チェア、木のカッティングボード、リネンのクロスなど天然素材のアイテムを揃えるとスタイリングに統一感が生まれます。派手になりすぎず、自然豊かな公園の雰囲気にもなじんで◎。     アイディア5.保冷バッグの置き場所もひと工夫 冷たいドリンクやフルーツ、チーズなどを持って行くときに重宝するのが保冷バッグやクーラーボックス。車で行くならサイズを気にすることなく持って行けます。置くときは陽の当たらない場所を選び、地面からの熱で冷気を奪われやすいので、ミニテーブルなどで高さを出すのがベスト。車のラゲージスペースに置いておくのもおすすめです。     大物アイテムも気軽に積んで、さぁ、出発! バスケットやクッション、折りたたみチェア、クーラーボックスなど、大きくてかさばるものや重い荷物を気兼ねなく持っていけるのが、車で出かけるピクニックの醍醐味。空間の演出に使いたいちょっとしたアイテムも迷わずラゲージスペースに積みましょう。小さなボディのPandaでも容量はたっぷり。あとは出発するだけです。   家族や気のおけない友人たちと、行楽シーズンに楽しみたいピクニック。ランチ感覚で近所の公園に出かけたり、ドライブがてらちょっと遠くの公園に足を伸ばしてみたり…今度の週末はお気に入りのアイテムを愛車に詰め込んで、おしゃれなピクニックを楽しんでみませんか?   styling:Kenichi Taira   Pandaの詳しい情報はコチラから   […]

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都心で車を持つ、メリットのある暮らしかた|FIATオーナー紹介

東京の都心に暮らしながら、モーターライフを満喫する志村さんご夫妻。夫の友秀さん、妻の玲奈さんそれぞれが車とバイクを1台ずつ所有しており、休日は一緒にドライブを楽しむことが多いそうです。 トップの写真は友秀さんの愛車「FIAT 500 Vintage(ヴィンテージ)」。2代目FIAT 500をイメージしたデザインで、2015年に発売された特別限定車です。友秀さんがこの500を購入した理由のひとつには、都心ならではの駐車スペースの問題があったといいます。 友秀さん「コンパクトな車じゃないと置けないということで、国産の軽自動車なども検討しましたが、やっぱり気分が乗らなくて。結局2007年の発売時からずっと欲しかった500に決めました。購入のタイミングでマイナーチェンジ前の最後の限定車が発売されたことも幸運でした」 玲奈さん「ルーフのホワイトやホイール、昔のロゴを使ったエンブレムなど、他にはないデザインが気に入っています。この前ドライブ中に同じ車に乗った人と偶然出会ったので思わず手を振ったら、手を振りかえしてくれました(笑)。フィアットオーナー同士って、なんだか仲間意識が生まれますよね」 今回は志村さんご夫妻が、愛車の500と過ごす休日に同行させていただきました。     車好きなら時間を忘れて楽しめる「代官山 蔦屋書店」 その日、お二人がまず向かったのは、東京都渋谷区にある代官山T-SITE。代官山では貴重な120台もの駐車場を敷地内に備え、車での来店にも適したライフスタイル提案型商業施設です。気になる駐車料金ですが、お買い物に応じた割引があるのはもちろん、今なら平日の19時以降は2時間無料で駐車可能でとってもおトクなのもうれしいところ。 ちなみにこちらの駐車場では、約70回を数える人気イベント「モーニングクルーズ」も開催されています。日曜日の朝に車好きが集まる早朝ミーティングで、テーマにあわせて貴重な車も来場するとのこと。気になる方は、テーマやスケジュールなど詳細をこちらのFACEBOOKでチェックして!   広い代官山T-SITEの中でも、お二人のお気に入りは「代官山 蔦屋書店」。お目当てはもちろん、2号館の1階にある車・バイクのコーナーです。洋書を中心に、国内外の雑誌や専門書、フィギュアやアパレルまで、車とバイクに関するあらゆるアイテムが集結。類を見ない圧倒的な品揃えで、車好きなら何時間でも過ごしたくなる空間です。   イタリアカテゴリーの書架にはフィアットの関連書籍も数多く揃っていますが、本には載っていないナマの声も気になるところ。本選びに夢中のお二人に、実際に500と暮らして実感した魅力についてお聞きしました。 友秀さん「都心の細い道でも運転しやすく、とにかく使い勝手の良い車だと感じました。日本車とは違うクセもありますが、慣れればそこもかわいいなと思っています」 玲奈さん「よく内装がステキだねってほめられます。コンパクトなボディですが乗り心地も良いですよ。名古屋まで長距離を運転したこともありますが、そんなには疲れなかったかな」   国内外の書籍をじっくり堪能したあとは、代官山T-SITEでの散歩を楽しみます。   代官山 蔦屋書店(代官山T-SITE) 〒150-0033 渋谷区猿楽町17-5 TEL. 03-3770-2525 開館時間 7:00~26:00(年中無休) http://real.tsite.jp/daikanyama/     代官山T-SITEで掘り出し物に出会える? 代官山T-SITEの中をぶらりと歩いていると、敷地内のGARDEN GALLERYで開催中の「代官山夏市」を発見。夏らしいガラスの食器やバラエティ豊かな家具などが会場いっぱいに並んでいます。   昨年、新生活をはじめたというお二人。まだ自宅のインテリアには手をつけられていないそうで、一期一会のヴィンテージアイテムに興味津々のご様子。予期しないコトやモノと出会えることも、都会のお出かけの醍醐味ですね。 ※当イベントは2018年08月14日(火) に終了しました。   T-SITEをあとにして、移動の合間に足もとをパシャリ。今日は2人ともお気に入りのコンバースのスニーカー。 実は友秀さんはデザイナー、玲奈さんはマーチャンダイザーとして、ファッションに携わる仕事をしています。その影響もあり、ご自宅にはスニーカーがたくさんあるそうですが、とくに友秀さんのコレクションは圧巻。結婚前のピーク時にはなんと1,000を超えるスニーカーに囲まれて暮らしていたというから驚きです。 学生時代は「もともと車などのプロダクトデザインを学んでいた」という友秀さん。ユニークなデザインが魅力の500を選んだ理由が、そんな経歴からも垣間見えました。     自分らしいオシャレと出会える「THE BRISK(ザ ブリスク)」 お二人が好きなショップとして訪れたのは、イタリアやイギリス、フランスなどから、50〜80年代を中心としたヨーロピアンヴィンテージクローズを取り揃える代官山の「THE BRISK」。個性的かつクオリティの高い服やバッグ、アクセサリーなどを買い付けており、ファッション好きにとっては宝箱のようなショップです。一部メンズの取り扱いもあるので、カップルでも◎   古着が大好きで、「趣味と仕事のリサーチを兼ねてショップ巡りをすることも多い」という玲奈さん。洋服を選ぶ眼差しは真剣そのもの。普段から代官山や下北沢などいろいろな古着屋をチェックしているそうです。 […]

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FIATオリジナルジェラートを、シンチェリータで召しあがれ

夏に食べたくなるドルチェの代表格といえば、やっぱりジェラート。暑さが増すほどに恋しくなるひんやりすっきりとしたおいしさはもちろん、多彩なフレーバーから選ぶ楽しさもジェラートの魅力のひとつです。 定番から変わり種までお店によって種類豊富に揃うジェラートですが、できれば特別なフレーバーを食べてみたい! ということで、今回は実力派ジェラテリア「シンチェリータ」にフィアットをイメージしたジェラートを作っていただきました。そしてそのオリジナルジェラートは、2018年8月10日〜20日の期間限定でシンチェリータの店舗にて販売。読者の皆さまにもお楽しみいただけます。     シンチェリータが作った、フィアットのためのフレーバー フィアットオリジナルジェラートをオーダーしたジェラテリア「シンチェリータ」は、東京・阿佐ヶ谷駅から徒歩10分ほどに位置する人気店。2018年3月11日に迎えた8周年を機にリニューアルオープンしたばかりの洗練された店舗デザインも見どころです。取材日は平日にもかかわらず多くのお客さまが途切れることなく訪れ、つねに賑わいをみせていました。   シンチェリータのオーナーは、ジェラートマイスターの中井洋輔さん。国際ジェラートコンテストでの受賞歴も持つ実力派です。偶然にも2年ほど前に、フィアットの旧本社工場跡のあるトリノのリンゴットを訪れたこともあるそうです。 そんな中井さんがフィアットをイメージしてセレクトしたフレーバーは「キノット」。日本ではあまりなじみがありませんが、キノットは柑橘類の果物で、イタリアでは定番のジュースとして広く親しまれています。   中井さんによるとキノットのジュースはその色から「イタリアのコーラ」ともよばれ、アメリカのコーラに負けないドリンクを作ろうということから1900年代の中頃に生まれたそうです。そんな生い立ちを持つキノットを、フィアットオリジナルフレーバーに採用した理由はイタリアのものづくりにありました。 「キノットのジュースを生んだようなイタリア人のオリジナリティに対する姿勢。それは500をはじめとする独創的な車をつくり続けるフィアットにも通じるように感じ、今回のフレーバーに選びました。あとはキノットとフィアット、響きも似ていますよね(笑)」     「キノット」のジェラート。そのお味やいかに? さていよいよフィアットオリジナルジェラートをいただきます。茶色のジェラート「キノット」に、定番フレーバーの「フレッシュミルク」と「ピスタチオ」もプラスして、トリオでオーダー。 キノットのフレーバーは、柑橘類ならではの爽やかな甘さが口中に広がります。その後には自然なほろ苦さがほどよく走る、ちょっと大人の味わいです。ノドにするりと溶け入り、まるで飲むようにどんどんスプーンが進む、まさに夏にぴったりのフレーバーに仕上がりました。 一緒にいただいたフレッシュミルクとピスタチオも、言わずもがなのおいしさ。はじめて食べた方は感動必至です。シンチェリータにお越しの際は、定番ジェラートもぜひ味わって!   フィアットオリジナルフレーバーの「キノット」が味わえるのは、2018年8月10日〜20日の期間限定なので食べ逃しなく。お散歩がてらに、ドライブがてらに、ぜひシンチェリータに立ち寄ってみてくださいね。   Gelateria SINCERITA(ジェラテリア シンチェリータ) 〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷北1-43-7 TEL. 03-5364-9430 営業時間 11:00〜21:00(年中無休) http://www.sincerita.jp Twitter|@sincerita0311 […]

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イタリアはひとの心を動かす天才だ。

文 : モータージャーナリスト・小川フミオ   建築、絵画、彫刻、オペラ、ファッションにはじまり、日常生活の中まで、イタリアが手がけるものは、気分を豊かにしてくれる。 食事やワインもそうだ。いま世界で最も創造的なシェフの一人といわれるマッシモ・ボットゥーラ氏の料理など典型かもしれない。 パスタ料理やリゾットをベースに、さまざまな物語を盛り込む。ガルダ湖畔で食べさせてくれたときは、リゾットの出汁をガルダ湖の魚でとり、最後に鼻先でガルダ湖畔名物のレモンをしゅっとひと吹き。 一見フツウのリゾットがガルダ湖をまるごと味わうような、奥の深い料理に変わった。ぼくはクルマでも同じような感動を味わうことがある。 イタリア人の“天才”ぶりがクルマの分野で発揮されるのがフィアットといっていいかもしれない。好例が現在欧州を中心に愛されている FIAT 500X(フィアット チンクエチェントエックス)である。 ちょっと背の高いSUV的なプロポーションで、4WDモデルも設定されているにもかかわらず、こけおどし的なゴツさがいっさいない。デザインモチーフは1957年のデビュー以来、愛されてきたNuova 500(ヌォーヴァチンクエチェント)。「ニューヨーク近代美術館」ではモダン美術の永久展示品にもなっている。共通するイメージをうまく取り入れつつ、現代的なデザイン要素を各所に盛り込んだ手法は手練れの業(わざ)だ。 ダッシュボードも60年代のイタリア車を彷彿させる車体色とカラーキー(色合わせ)された意匠で、これもひとことで言うと“いいかんじ”。 シートは「500X Pop Star」は、2 トーンの組み合わせを使ったソフトなファブリック。「Pop Star Plus」は大人っぽい革張り。これも選ぶ楽しみがある。選択肢が多いというのは、豊かなことである。それがわかっているのだ。   前輪駆動の軽快な「500X Pop Star」と「500X Pop Star Plus」は 1368cc の 4 気筒エンジンを搭載。インタークーラー付ターボチャージャーを組み合わせて、103kW(140 馬力)の最高出力と 230Nm もの最大トルクを持つ。さきに、スタイルの魅力について触れたが、しかしどうして、走りは活発だ。1750rpm で最大トルクを発生する設定なので、低回転域から力がたっぷりある。   オートマチック変速機のイージーさと、マニュアル変速機のダイレクトさを同時に持ったデュアルクラッチ変速機は、6 段のギア比を上手に振り分けて、もたついた感じを一瞬として感じさせることはない。運転の仕方に応じて、ゆったり気楽に走るのが好きなひとには早めのシフトアップで燃費にもいいクルーズ感覚を提供する。いっぽうスポーティな走りを好むひとには、つねに応答性のいい回転域をしっかりホールドして機敏な加速性を楽しませてくれるのだ。 脚まわりのセッティングも、峠道が多いイタリアをはじめとする欧州で愛されてきたフィアットだけある。いいかんじに引き締まっていて、ステアリングホイールを切ったときの車体の動きのよさが、高速走行時の気持ちよさとうまくバランスされていると感心する。コーナリングはロールを抑えた設定で、ステアリングホイールへの応答性がよく、車体の動きは完全にドライバーのコントロール下に。 カーブが連続する道ではひらりひらりと曲がっていけるのが快感だ。その感覚は「500X」 ならではだろう。信頼でき、かつ、楽しませてくれる。いいパートナーだなあと感じ入る。こうして人間とクルマとのあいだに濃密な関係を築けるのは、なかなか他メーカーにはない特長といえるかもしれない。荷物もたっぷり積めるこのクルマを手に入れたら、当然、旅行に行きたくなるだろう。1 週間のドライブもいいし、デイトリップも疲労感なくこなせるはずだ。   スマートフォンを接続して「Apple Car Play」 あるいは「Android Auto」を使えるのも、いつも好きなものと旅をするという喜びにひと役買っている。ドライブには欠かせない音楽は、スマートフォン内のコンテンツを聴くことができる。 ハンズフリーフォンの機能も備えているし、地図アプリを使った音声案内付きのナビゲーション機能も使える。タッチパネルでもいいし、スマートフォン上からもと、扱いやすい。スマートフォンの地図データを使うメリットは、つねに最新の地図情報がデータの書き換えをすることなく更新される点である。車載ナビゲーションシステムを使っているなら納得してくれるだろうか。 ※写真は Apple CarPlay の画面です。   […]

道路,タイヤ,FIAT,フィアット,500,空気圧調整
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もっとFIATとドライブを愉しむ 〜快適ドライブのためのタイヤ学~

お金をかけずにクルマの性能を良くすること。 それはタイヤの空気圧に気を遣うことかも知れません。   「何を大げさな…。」   そんな声が聞こえてきそうですが、レースの世界でも「タイヤマネジメント」という言葉があるように、タイヤこそがクルマの走りを決めるもの。   なんだか乗り心地が前と違ってきた…。 高速道路でハンドルがプルプル震える…。 街中でのハンドルがなんとなく重い…。     こんなことに、心当たりはありませんか?   そんなときは、まずはタイヤの状態を確認してみましょう。   唯一路面に触れ、夏は高熱、冬は低温。雨に雪、石や段差、金属などなど、常に様々な条件と状況の変化にさらされている一方で、走る、曲がる、止まる、といったクルマの運動すべてを担っているのがタイヤです。         安全性はもちろん、乗り心地や操縦安定性、加速や減速、なめらかなコーナーリングや燃費など、ありとあらゆるクルマの走りがタイヤと深い関係にあります。     意外とバラバラ空気圧 実は、よほど整備したてでもない限り、4輪の空気圧がすべて既定値であることは、なかなかありません。 クルマを日頃停める場所がデコボコだったり、傾斜していたり、車止めにめり込んだままにしていたり、平らでないところで空気を調整してしまったなどなど、 さまざまな「ちょっとしたことの積み重ね」で、タイヤの空気圧は既定値を外れてしまうケースが多くあります。         ご存知の通り、空気は温めれば膨張し、冷やせば収縮します。 たとえ新品のタイヤでも、真夏にガンガン走れば、タイヤの温度は上がり、内部の空気が膨張し空気圧が上がります。逆に真冬の車庫に何日も放置されると、逆に空気は収縮し空気圧が低下します。   足にピッタリフィットした靴が快適なウォーキングを約束してくれるのと同様、適切な空気圧の調整は想像以上に快適なドライブを約束してくれます。         0.1でも大違い   500のツインエアー「ラウンジ」に装備されている185/55 R15を例に説明します。(他の車種、グレードの場合、取扱説明書を必ずご確認ください)   基本運転手のみ、もしくはときどき助手席に人が乗る程度の場合。冷間時の推奨空気圧は前輪は2.2bar、後輪は2.1barです。 (計る場所は真っ平らが基本ですぞ!) 前後で空気圧が異なりますが、これを間違えてしまうとクルマの性格が変わってしまいますので注意が必要です。 休みのドライブで荷物も乗客も満載!という時は、前後共に2.3barでOK。   たったこれだけで、しっとりとしたハンドリングとなめらかな乗り心地に生まれ変わります。 もちろん高速道路も山道も非常に楽しく快適に走ることができます。       […]

デュアロジック,FIAT,山道,運転
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もっとFIATとドライブを愉しむ 〜デュアロジック〜山道編

高原でのフェスや、温泉旅行やちょっとしたハイキングなどに出かけることも増えるこの季節。 そんなドライブシーズンと切っても切れないのが山道や峠道。   日頃から山道に慣れている方はともかく、そうでない方の中には…。   「上り坂で気持ちよく走れない…。」 「下りでエンジンブレーキって…。ついついブレーキを踏みがち…。」     そんなお悩みをお持ちの方も多いようで。 中には「小さなエンジンのFIATは、上り坂は苦手でしょ?」なんて諦めている方も…。とんでもございません! 4,000m級のアルプスと隣接した街、トリノで生まれ、山道で鍛えられたFIATにとって、上り下りの坂道はむしろ大好物。         小さなエンジン、小さなボディのFIATたちですが、その「軽さ」という武器をより効果的にしてくれるのが、マニュアル・トランスミッション(以下MT)やその自動版であるデュアロジックシステム。   クルマは、軽ければよく加速し、よく曲がり、よく止まります。 軽いクルマの方が、重い車よりも上り坂はスイスイ、下り坂でも安心して曲がり、止まることができます。 運転において「気持ちよく走る」ことはとても重要で、疲れにくく集中力も保て、結果として安全も担保できるというメリットがあります。もちろん消費する燃料も少ないし、ブレーキやタイヤの摩耗も少なくて済みます。 いい走りの基本である「重量」こそ、クルマにとって最も重要な要素なんです。       AUTOモードでマニュアルシフト FIATのデュアロジックは、クラッチペダルのないMT、つまり自動MTとも呼べるシステム。構造がほぼMTなので、重量がとても軽く済みます。そんなデュアロジックの恩恵を最も体感できるシチュエーションこそ山道です。         今回はAT車のようにラクラク走行が可能な「AUTOモード」でのドライブのコツについてご紹介します。         走行中は、上の写真の位置にシフトレバーがあるわけですが、例えば、ちょっと上りがきついなと感じれば、さっとシフトノブを一度トンと前に倒してみてください。ギアが一段落ち、エンジンがうなりをあげて俄然元気な走りにかわります。     また、下り坂でスピードが出過ぎるような状況でも、同じようにトンとシフトを前に倒し、一段ギアを落としてください。 効果的なエンジンブレーキとなって速度の増加を未然に抑えてくれます。         唯一のコツは、シフトダウンのときにアクセルペダルを踏み込まないこと。 ただ単にシフトレバーを前にトンと一回倒すだけ。たったこれだけの動作で、山道が俄然走りやすくなります。           こうしたATのシフトチェンジという動作は、自動車教習所で教わることはありませんが、実に簡単ながらもとっても効果的。   「でも、シフトチェンジをミスって壊れたりしない?」 […]

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もっとドライブを愉しむ 〜デュアロジックの仕組みと発進編

  軽さが生み出す、楽しい運転 FIAT500やPandaに装備されるデュアロジック。ただの「FIAT版のAT」ではありません。   オートマチック限定免許でも運転できるこのトランスミッションは、クラッチペダルもなく見かけは完全に「AT車」なんですが、厳密にいうとシフトとクラッチの操作、つまりMTの操作を機械がこなしてくれる自動MTともいえるシステム。         多くのAT車で用いられている「トルクコンバーター式」と呼ばれるものと比べると、動力の伝達効率が良く、なにより軽量なので、運動性能でも燃費性能でもアドバンテージがあります。     日に日に太陽の日差しも強くなる、季節はまさにドライブシーズン。野に山に海へのお出かけを、もっと楽しいものにしていただくためには、是非このデュアロジックの魅力や運転のコツをもっと知っていただきたいと思います。     ギアの役割分担を考える さて、見た目はAT、中身はMTともいえるこのデュアロジックをより理解していただくには、まずは5段階にわけられた各ギアについて説明する必要があります。   1速=停車からクルマを動かすきっかけづくりや、きつい坂道などを元気よく登るためのギア。〜時速20キロくらいまでが守備範囲の力持ち。   2速/3速=街中や幹線道路など低速〜中速で取り回しのいいギア。山道などの下り坂ではブレーキの役割も果たしてくれる。 〜時速20キロから80キロくらいが守備範囲の中低速が得意なオールラウンダー。   4速=幹線道路や自動車専用道など中〜高速域で活躍するギア。〜時速60キロから100キロくらいが守備範囲の高速のスペシャリスト。   5速=高速道路で燃費を稼ぎながら無理せず走るためのギア。加速が必要なときには不向き。〜時速60キロから上の速度で、ゆったり「流す走り」を得意とするゆとりのギア。           MT車がスポーティと言われる最大の理由は、これらの5種類のギアたちを、思いのままに操れるからに他なりません。 もっと加速したい時、坂を登ったり下ったりする時、低速で走りたい時、ゆったり流したい時…。それぞれ得意な領域で、効率よくエンジンの力を活用できるので、キビキビとしたスムースな走り、つまりスポーティな走行が可能というわけです。もちろんスムースな走りは燃費にも好影響を与えますし、運転自体の疲れも軽減し、ひいては判断力の低下も防ぐことができます。   デュアロジックは、たとえAT免許しか持っていなくても、こうしたMTのようなスポーティな運転も楽しめるので、軽快な身のこなしが得意なFIATには、まさにうってつけのシステムといえます。   だからこそ、MTの仕組みや運転のクセを知ることで、もっとスムースで楽しい運転ができるということも事実ですので、そのあたりのご紹介をシリーズで行いたいと思います。   AUTOモードでのちょっとしたコツ 「停車から走り始め、そして2速にシフトアップするまでをもっとスムースに運転したいんだけど…。」   そんなご意見を耳にすることがあります。   都市部などではどうしてもストップ・アンド・ゴーが多くなるので、こうしたことを気にされる方も多いのかもしれません。         そんな方は、ひょっとすると発進時にそーっとアクセルを踏んでいらっしゃる方かもしれません。 急のつく動作は厳禁! というのが世界共通の運転ルールですが、あくまで「いつもより多めに」アクセルを踏んでみて下さい。   「グオオオオオオオオオッ…。」 という低くうなるエンジン音こそするものの、急とは程遠いほど普通に発進するはずです。(ツインエアモデルの場合)     大体時速20キロくらいに達するまでのせいぜい5秒ほどなんですが、そこでアクセルを少し緩めてあげると、2速へのシフトアップがスムースに行われます。 […]

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ワンちゃんと暮らす〜楽しいドライブのための知っておきたいこと その1

新年のご挨拶でご紹介したアルゼンチンでのキャンペーン「FIAT DOGS」をはじめ、様々な形で動物たちを支援するFIAT。今年のイチオシは、やはりなんといってもワンちゃんです。   そこで「fiat magazine CIAO!」では、愛犬との暮らしをより“ワン”ダフルにしていただくためのTIPSを、東京・田園調布で30年以上にわたりあらゆる動物たちをケアしてきた「動物のお医者さん」、アーク動物病院の増川洋史・薫院長先生に監修いただき、これからみなさまにシリーズでご紹介していきたいと思います。   クルマのエアコンって、ワンちゃんにイイの? やっぱりケージに入れてドライブした方がいいの? ドライブでの休憩はどれくらい必要なの? ワンちゃんとのドライブは楽しいのですが、さまざまな疑問や「言われてみれば…。」ということも結構多いかと思います。      ワンちゃんの個性をみる   「おとなしくシートに座っている子もいれば、落ち着かなくて鳴き出したり暴れたりする子もいます。もちろん犬種それぞれの特徴もあります。だから、本やネットで言われていることを鵜呑みにするのではなく、それぞれのワンちゃんの個性にあわせた環境づくりをすること、まずはそこからですね。」   冷え込みが続くこの季節、果たしてワンちゃんに服を着せる? それとも着せない方がいい?   「基本、ワンちゃんは寒さに強い生き物です。たとえば雪の上をずっと歩いても、凍傷にもなりません。でも、人との暮らしが長くなることで徐々にその特徴にも変化があらわれてきます。たとえば犬種によってはアンダーコート(地肌に近い部分の密度の濃い毛)がない、つまり冬毛に生え替わらない子もいるんですが、そういうタイプのワンちゃんには、寒い外へ出る少し前に服を着せるなどの注意が必要です。」 つまり正解はひとつではなく、ワンちゃんごとに合わせる必要があるようです。   クルマのエアコンが気になりますが、温度設定はどうすれば?   「あまり気にすることはないでしょうね。特に冬は問題ありません。でも夏場には注意が必要です。ワンちゃんは汗をかかない恒温動物、体温の調節は舌と肉球で行っています。寒さには強いと言いましたが、暑さにはめっぽう弱いんです。FIATだけではありませんが、欧州の車は、日本のクルマと違いエンジンをかけたままドアをロックできないので、冬ならともかく、夏はたとえ五分でも高温になる車内にワンちゃんを放置したままトイレに…。なんてことは絶対に避けなければなりません。最近では多目的トイレを設置しているSAがほとんどですので、ワンちゃんを連れて一緒に入ってあげてください。」     ケージ? それともハーネス? 車内の安全は?   「落ち着いた子ならハーネスでも問題ありませんが、落ち着かない子なら自分でハーネスを巻きつけてしまい、不意のブレーキなどで骨折なんていうようなケースもあります。やはりケージに入れるのがベストでしょうね。」   車内では思わぬことで怪我することも…。   「ワンちゃんの足は細いので、ちょっとした隙間に足を挟んで骨折したり、リアシートの足元に落ちて怪我をするなんてこともあるんです。空気で膨らますクッションで段差をなくしてフラットにしてあげたりするといいでしょう。」   なるほど、ワンちゃんに合わせたケアが大切なんですね。 「そうです。ワンちゃんは暮らしのパートナーですから、その子の個性を知ることは飼い主の義務だとも言えます。理解が深まれば、より親密な関係を築くことができますしね。」     ありがとうございます。もっとお聞きしたいこともあるので、これからもお話を聞かせてください。     アーク動物病院 東京都大田区田園調布2-20-10 http://www.ark-vet.com […]

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