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プロのフォトグラファーがレクチャー! #相棒フィアットを素敵に写す撮影テクニック

フィアットオーナーにとって、自身の愛車は単なる移動手段としてのクルマではなく、ライフスタイルを共にする“相棒”のような存在です。事実、TwitterやInstagramなどのSNSには、『#相棒フィアット』のハッシュタグをつけて、愛車自慢をしている投稿がたくさん! オーナーたちにとって、いい感じのスポットを見つけて愛車を撮影することは、ドライブ中の楽しみのひとつとして定番になっています。そこで今回は、より素敵に、よりかわいく、フィアットを撮影するコツやテクニックを、プロのフォトグラファーがレクチャー。実際に『500(チンクエチェント)』に乗ってドライブしながら、さまざまなスポットで撮影を行い、その写真をもとにポイントを教えてもらいました。 ※写真を撮影する際は、他の人の邪魔にならないよう注意してください。また公道での撮影は道路交通法に則り撮影を行いましょう。   “大事な相棒”&“愛するペット”を撮影する基本テクニック 今回の撮影テクニック特集でレクチャーしてくれるのは、プロのフォトグラファーとしてコアなモーターマガジンから人気ファッション誌まで幅広く活躍し、プライベートではクルマやバイクなど乗り物全般を愛する安井宏充(やすい・ひろみつ)さんです。 今回、安井さんは実際に『500』を運転しながら、気に入ったスポットで撮影! 撮影終了後、フィアットをより素敵な写真に収めるためのちょっとした撮影テクニックや、ロケーション選びの際に気をつけた点などについて伺いました。     「まず、『500』はコンパクトでかわいいフォルムということが伝わるように、基本的にはクルマに寄りすぎず、風景や建物なども写り込むような距離感で撮影しました。それによって対象物との比較で、『500』の大きさが視覚的に伝わると思います。あと個人的な好みでは真横とか真正面とか“真”がつく角度が好きなので、『500』もそういう角度で撮ってみるとかわいく写りましたね。あとは大きなクルマの場合だとあおって撮ると迫力を出すことができますが、『500』に関しては立ったままの目線ぐらいで撮ると、バランス良く、かわいく写るように感じました。ロケーションに関しては、建物なら近代的なものよりも歴史を感じるもののほうが、『500』には似合いますね」     あと『500』ならではの特徴といえば、その“顔”。まるで生き物のように見えるキュートなデザイン&フォルムから、オーナーたちはよく愛車のことを、“相棒”のほかに“ペット”とも語ります。 「『500』の顔はヘッドライトが目、その下のフォグランプがほっぺた、フロントグリルが口のように見えてかわいいですよね。先ほど距離感の話をしましたが、顔に関しては近くに寄って撮ると、より“生き物”っぽいというか、“動物”っぽく見えましたね」     オーナーにとって日々を共にする愛すべき“ペット”が、ぶらり街へ、自然へ。さまざまな空間の中にちょこんと佇むその姿を収めた写真からは、愛くるしさがたっぷり伝わってきます。 「さらに今回のオレンジのようなPOPなカラーは、都会でも自然でも、どんなシチュエーションでも映えました。個人的には特に緑の中で映えるように感じましたね。あとこういう色は逆光よりも順光のほうがキレイに映るので、それは撮影の際に少し意識してみてください」     また、一眼レフといった本格的なカメラを持っていないフィアットオーナーもいるかと思いますが、安井さんの話によると、スマホでもちょっとしたコツで『500』の素敵な写真は撮影可能とのこと! 「今のスマホは明るさの調節なども簡単にできますし、もともとスマホはワイド目の広角レンズのため、被写体に近くても周りの風景などを入れやすい。その特性を利用して、冒頭でも話したようにクルマに寄りすぎずに撮影すれば、『500』のかわいさが出た写真を撮れると思います」   ポイントは「情報量を少なく」&「非日常感を演出する」 ここからは、実際に安井さんが撮った写真の中から、特にお気に入りの一枚をスポット別にセレクト! それぞれの写真撮影の際に、意識したポイントについてコメントをもらいました。   〈スポット①〉駅 「この写真は背景にある歴史的な建造物と『500』の並びが印象的だったので、寄りで撮って切れてしまうよりは、しっかりと背景が入るような距離まで引いて撮ることを意識しました。あとは、建造物とクルマと道路の横のラインがキレイに揃うように真横から撮りました」     〈スポット②〉駐車場 「この場所に限らずですが、まずまわりにほかのクルマを入れないことがマスト。それに加えて、できるだけ細かな物、例えばここなら消化器などが映らないほうがキレイな写真になります。やはり写真の中の情報量が多くなればなるほど、写真が素人っぽく見えてしまいますね」     〈スポット③〉埠頭 「橋がダイナミックに見えるスポットってあまりないですし、うしろのトレーラーも非日常的。背景のダイナミックなイメージと、『500』のキュートなイメージのコントラストがあって撮ってみたくなりました。ちょっと『500』が迷い込んだような感じもしますね」     〈スポット④〉高架下 「この写真は、線路の隙間から光が落ちていたので、それを効果的に入れてみました。あとはこれも駐車場の写真と同じで、写真には映っていない左端に自販機がありましたが、そういう余計なものを入れないほうが『ここはどこなんだろう……?』という非日常感を出せると思います」     〈スポット⑤〉自然 「手前に雑草が入ると現実感が出る気がして、すっきりとした構図に映るように撮影しました。自然の緑と『500』のオレンジの組み合わせもキレイですね。あと細かいテクニックだと、ステアリングを切ってフロントホイールを振ることで、生き物らしい動きが出る気がします」     〈スポット⑥〉街中 「フィアットが生まれたイタリアっぽい石畳のスポットで、クルマのお尻のほうから撮影しました。これも情報量を少なくして見る人の想像をふくらませたいので、歩行者などがいないタイミングがベストです。街中では、道路のルールを守って撮影するようにしてください」     ドライブ&最高の一枚を撮影して楽しむフィアットライフ! 全体を通して、フィアットの撮影は“ファンタジー感”を演出すると、素敵な写真になる確率がUP!「どこか不思議な空間に『500』が突如舞い降りた」──そんな瞬間を切り取ると、世界観に合った写真を撮ることができるかもしれません。あなたの相棒であり、愛すべきペットがより映えるスポットを探しながら、ドライブを楽しんでください。そしてもし最高の一枚が撮れたら、ぜひ『#相棒フィアット』のハッシュタグを付けて、TwitterやInstagramなどのSNSに投稿してみてください。   […]

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インスタしチャオ!愛車で夏に行きたいドライブスポット

6月に入り、そろそろ梅雨入りが予想される近頃。今回は梅雨が明けたらフィアットで行きたい、夏のドライブスポットをご紹介いたします!日常的にインスタグラムを活用されている6人の『500(チンクエチェント)』、『500 Sport(チンクエチェント スポーツ)』、『Panda(パンダ)』、『Panda Cross 4×4(パンダ クロス フォーバイフォー)』オーナーのみなさんに、大自然や海をバックに愛車の写真が撮れるスポットを教えていただきました。   1. 煉瓦造りの橋をバックに ゆ!さん(@fiat500_crew_diary) 場所:群馬県安中市 旧国鉄信越本線碓氷第3橋梁 「碓氷峠の旧道を登ると、忽然と姿をあらわす碓氷第3橋梁で撮影しました。かつては人々の生活や物流を支えていましたが完成から約130年、役割を終えてから約60年……それでも大自然の中で行き交う旅人を静かに見守ってくれているようです。(ゆ!さん)」 碓氷第3橋梁をバックに、イタリアの太陽をイメージしたカントリーポリタンイエローの『500』が映える1枚です。     2. オープンルーフで海沿いをドライブ ᕼᗩᒪさん(@mx1_life) 場所: 千葉県勝浦市 鵜原海岸 千葉県勝浦市の鵜原海岸は『日本の渚・百選』に選ばれ、関東の沖縄と言われるほど透明度の高いビーチとのこと。 「砂浜には白い鳥居があり、青い海とのコントラストが映えポイント。千葉にもこんなに綺麗な海があるんですね。ミント グリーンの『500』と海のコラボは気分爽快でした。(ᕼᗩᒪさん)」     3. 大自然のなか橋を渡る『500』 よっぴさん(@yoppi.77) 場所: 愛媛県久万高原町 面河渓 「水がきれいでとても癒されるおすすめスポットです。時期によってみられる風景も変わるのでいろんな楽しみ方ができます。川のそばまで歩いて降りられるので、クルマを真横から撮れる場所から撮影しました。(よっぴさん)」 週末や紅葉時期は多くの人が集まる場所でとても人気なスポットとのこと。愛車の撮影には平日がおすすめ! 次ページ:【『500X』や『Panda』の夏のドライブ写真を紹介!】 […]

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インテリアのプロが紐解く、500eの内装デザインのロジック

この春、フィアットを代表するコンパクトカー『500(チンクエチェント)』のEVモデル『500e(チンクエチェントイー)』が日本で発表されました。新たなボディを採用し、わずかにサイズアップしたものの、かわいらしさが特徴的な外観イメージは『500』そのまま。一方でインテリアデザインは大きく様変わりしました。 今回は、昨年のインテリア特集で『500』の内装についてうかがった、デザインスタジオ『THE TRIANGLE.JP』の大田昌司(おおたまさし)さんを再びお招きし、インテリアデザイナーの視点から『500e』の魅力を語っていただきました。   『500e』のハンドルは『Nuova 500』の形!? –今回大田さんには、3種のモデルが用意されている『500e(チンクエチェントイー)』の中から、電動でソフトトップが開閉する『500e OPEN(チンクエチェントイー オープン)』を見ていただきました。屋根を全開にし、解放感に満ちた運転席に座った大田さんは、インテリアが一新されても『500(チンクエチェント)』らしさにこだわったデザインの要点を発見したと言います。   ▲大田昌司さんと『500e OPEN』   大田さん:『500e』のインテリアデザインは、既存の『500』と異なるシンプルなものになっていますね。工業製品におけるシンプルさは機能美と形状美の追求ですので、現代的な家具設計で有名なイタリアのデザイナー、ピエロ・リッソーニのポリシーである“本質的でシンプル”が、この『500e』にも当てはまるのではないでしょうか。   ▲『500e OPEN』の内装   シンプル路線への切り替えでは、ハンドルのスポークが『500』の3本から2本に変わった点が興味深いです。2本のスポークは1957年に登場した『Nuova 500』で採用されていたようですね。当時は空調もカーナビも備わっていませんでしたから、ダッシュボードは極めてシンプルだったと思います。『500e』がとことんディテールを減らしていったなら、スポークの数も減らすことがオマージュになる。『Nuova 500』をよく知っている人にすれば、これほど腑に落ちる試みはないかもしれません。     空調装置類の一体感も、違和感をなくすための細やかな仕事ぶりとして注目しました。イタリア発の『ボッテガ・ヴェネタ』が得意としたイントレチャータ(短冊切りのレザーを編み込む技法)を取り入れたインストルメントパネルの下部にエアコンの吹き出し口が備えられています。必要個所に吹き出し口を設置するとなると、周辺の各パーツが独立してしまい、構成要素が多くなります。ですが、吹き出し口がない場所も意匠を合わせて一つの曲線意匠とし、パーツを少なく見せることによりシンプルさを成り立たせています。インテリア空間でも、壁の収納できる部分とできない部分の違和感を消して一つの大きな壁に見せたいときには、目地や素材を用いてシンプルさを成立させる手法を用います。     さらに、吹き出し口の下に並んだ2列のスイッチ群も、直線基調を際立たせるデザインに貢献しています。『500』で多用されたダイヤルスイッチをプッシュボタンに改めたのも、シンプルな室内の統一に不可欠だったのではないでしょうか。   次ページ:【『Nuova 500』を受け継ぐデザインとは】 […]

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冬のクルマのトラブル対策に! 雪が降っても安心の最新おすすめお助けグッズ特集

フロントや窓ガラスの凍結や曇り、エンジントラブル、路面のスリップ、雪道にタイヤがはまるスタックなど、冬ならではのクルマのトラブルはたくさん! しっかりと対策をしておかないと故障や事故に繋がるケースもあるため、あらかじめ専用のアイテムをゲットしておくことをおすすめします。そこで今回は、冬のクルマのトラブル対策に役立つ、おすすめの最新お助けグッズを特集!フィアットの純正アクセサリーもぜひチェックしてみてください。     <冬のクルマのトラブルを解決してくれるお助けグッズ5選!> 雪道でスタックした際に大活躍!軽量でコンパクトな車載ショベル 【LOGOS the ショベル/ LOGOS】   ▲〈LOGOS〉LOGOS the ショベル 5,900円(税込)   冬のクルマのトラブルといえば、雪道でタイヤがはまって立ち往生する“スタック”。そんなときにあると便利なのがショベルで、中でもクルマに積んでも邪魔にならない軽量でコンパクトな『車載ショベル』を持っておくといざというときに役立ちます。ファミリーアウトドアブランド・LOGOS(ロゴス)のショベルは約1キログラムと軽量で、パーツを分解することでコンパクトに収納することもできる優れもの(保管に便利な収納ケースが付属)。ショベルの角度を変えると“クワ”として使用することも可能で、さらに非常時に車窓を割ることができるウインドハンマーや、エマージェンシーホイッスルが付属している多機能ぶりも人気の秘訣です。       ▼INFO:画像提供 株式会社ロゴスコーポレーション https://www.logos.ne.jp/   長さを8段階に調節可能!クルマを傷つけず除雪性能も高いスノーブラシ 【GORDON MILLER EASY HOLD SNOW BRUSH/ GORDON MILLER】   ▲〈GORDON MILLER〉GORDON MILLER EASY HOLD SNOW BRUSH 1,298円(税込)   屋根付きの駐車場でもない限り、ウィンターシーズンは愛車の除雪作業がマスト。クルマのボディやガラスを傷つけることなく、効率的に雪を落とすには使いやすいスノーブラシがあると便利です。ガレージユースやカーライフで役立つプロダクトを展開するGORDON MILLER(ゴードンミラー)がオリジナルでデザインしたスノーブラシは、ブラシ部分が柔らかい毛と先割れの硬い毛がミックスされている除雪性能の高い仕様になっていて、長さもシンプル操作で8段階に調節可能。さらに、ルーフなどの高所に積もった雪を取り除く際にも力が入りやすい形状のグリップで、手の冷えを軽減してくれるパイプ部分のスポンジグリップも気が利いていてGOOD!       ▼INFO:画像提供 GORDON MILLER http://www.gordonmillerpro.com/   急な雪でも安心!凍結路にも対応する滑り止め 【リバーシブル […]

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インスタしチャオ!冬の雪景色とフィアット

年が明け、雪降る季節・冬の真っ只中。Instagramに投稿されているたくさんの写真の中から、今回は“雪景色とフィアット”をテーマに6つの投稿をセレクト!ひと口に“雪景色”といっても、その表情はさまざま。そこで、オーナーのみなさんに写真を撮影した時のエピソードなどをお伺いしました。     1.雪積もる木々の山陰にて Rie 3さん(@rie.tiger.f) 場所: 島根県雲南市 「何気ない日常の通り道。雪の白さと黒のコントラストが綺麗で思わず立ち止まりました。“冬来りなば春遠からじ”そんな山陰の風景です。(Rie 3さん)」 雪景色の中に真っ赤な500が映える印象的な1枚です。     2. 雪道をドライブする白の500 hszkさん(@hszk33) 場所: 鳥取県南部町と島根県安来市の県境 「雪道をあてもなくドライブしていると、ここにたどり着きました。思わず降りてパシャリでした。(hszkさん)」 雪降る山道を進んでいく500の後ろ姿は、可愛らしくもたくましく感じます。     3.朝日で輝く冠雪の山々をバックに shinjiさん(@shin866b687b) 場所:山梨県北杜市 「雨上がりの朝、周りの山々が朝日を浴びて真っ白に輝いていました。とても綺麗な朝だったので、急いで500を出動させて撮った写真です。(shinjiさん)」 冬晴れの青空に冠雪の山々が映えている絶景の中での一枚です。     4.雪壁の前に佇む500X Yuichi Araiさん(@arad0n) 場所:山形県と秋田県の県境 鳥海ブルーライン 鳥海ブルーラインでは4月下旬の開通からゴールデンウィーク頃まで、迫力ある雪の回廊をドライブすることができるそうです。 「眼下に日本海や庄内平野が眺望できて気持ちいいスポットです。雪壁のある駐車場に寄せて停めました。除雪したてのもっと白い雪壁の時に、また撮りに行きたいです。(Yuichi Araiさん)」     5.冬晴れの山道を進むPanda kiicさん(@kiicngs) 場所: 長野県松本市白骨温泉付近 ご投稿者様が、家族旅行の途中、Pandaとの思い出作りのために撮影した1枚。 「家族が『パパまだ〜?』とならないように、できるだけ短時間で撮影しています(笑)。(kiicさん)」     6. 朝日を背に雪道を走るPanda Cross 4×4 パン子さん(@yellowxiongmao_x) 場所:長野県開田高原 雪道でも安心して運転ができるPanda Cross […]

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500オーナーによる座談会〜あふれる500愛と、日々のお手入れ方法を語る〜

そろそろ年の瀬という小春日和のこの日、東京郊外、立川駅からほど近い会場で、「フィアット 500(チンクエチェント)のお手入れやメンテナンス方法」をテーマとした座談会が開催されました。集まったのは6組7名のオーナーの方々。モータージャーナリストの若林葉子さんを司会に迎え、オーナーのみなさんの“500愛”あふれるお手入れや洗車方法、トラブルの対策方法に加え、それぞれの“500ライフ”についてご紹介します。   フィアット 500(チンクエチェント)との出会い   ―――『フィアット 500(チンクエチェント)』は、それほどクルマに興味がなかったけど、ルックスに一目惚れして手に入れたという方がとても多いのですが、みなさんはいかがですか? 宮原:私もまさにそうです。もうね、それまではクルマなんてママチャリ程度の扱い(笑)。でも500は人生最後のクルマとして購入したんです。買ってみたらかわいくて。アクセサリーとかおもちゃみたいな感覚に近いですね。内装を変えてみたり。 藤野:私もそうですね。久しぶりに会った友達がフィアットをかわいいって言うから、一緒にディーラーに見に行ったらミントグリーンの500に一目惚れ。ほとんど即決でした。インスタグラムを見ていただくと分かるんですけど、以前の投稿はお花ばっかりだったのが、今はクルマばっかり(笑)。   ▲クルマは足でしかなかったという宮原みゆきさん(左)。人生最後のクルマとして1年前にミントグリーンの500を購入。 藤野直美さん(右)は4年前に友人と一緒に何気なく訪れたディーラーでミントグリーンの500に一目惚れ。   織戸:僕は500の前に乗っていたクルマも気に入って乗っていたんですよ。以前は小さいクルマってあんまり興味なくて。 ―――奥様に勧められたんでしたね。 織戸:そうなんです。買うつもりはなかったんですけど、一緒にディーラーに見に行ったら500の内装のかわいさにやられちゃって(笑)。今は趣味=500です。   ▲ピカピカに磨かれたパソドブレ レッドの500でいらしたのは織戸秀行さん、真梨子さんご夫妻。オーナー歴は1年4ヵ月。   長谷川:僕は2011年にツインエア エンジンを搭載した500が出た時、「欲しい!」って思ったんですよ。でもまだ当時は子どもが小さくて、4人乗るとやっぱりちょっと窮屈でしょ? それで子どもが大きくなるまで待って2年ほど前、ようやく手に入れたんです。 ―――待望のクルマだったんですね!   ▲ずっと欲しかったというツインエア エンジンを搭載した500を2年前にようやく手に入れた長谷川将司さん。   小島:僕は500とは別にもう一台クラシックなオープンカーも持っていて、古いバイクにも乗っているんですけど、思考がクラシック系なんですね。それで、色も気に入って、50台限定の『500C ヴィンテージ』を買いました。   ▲オープンカーが大好きという小島潤一さん。500C ヴィンテージのボディカラーに惹かれて11年前に購入。   ―――佐藤さんはまだ買いたてほやほやですよね? 佐藤:はい。ちょうど3ヵ月です。もともと500はかわいくて大好きで、SNSでもフォローしていました。今年のお正月に、勝手に「フィアットを買う」って宣言してたんです(笑)。 私は海辺に住んでいるので絶対オープンがいいと思っていて、どこにあるのかも分からないミント グリーンのカブリオレモデルを買うぞって、また宣言して(笑)。そしたらインスタグラムで見つけて、そのディーラーに連絡を取って、ついに手に入れました。   ▲3ヵ月前にミントグリーンの500Cが手元にやってきたばかりの佐藤志津香さん。   ―――運命を自分で手繰り寄せたんですね!   ▲今回座談会の司会を務めていただいたモータージャーナリスト若林葉子さん。   こだわりのお手入れ方法をご紹介!   ―――みなさんがいかに500を気に入って、大事に乗ってらっしゃるか伝わってきます。長く乗ろうと思うとお手入れも大事なポイントになってくると思うので、お手入れやメンテナンスについてもお聞きしたいのですが。佐藤さん、カブリオレはお手入れ、大変じゃないですか? 佐藤:買ったときにディーラーさんから、洗車機は絶対ダメって言われて。駐車場は家から離れたところに借りていて、洗車場も近くにないので、洗車環境は良くないんです。洗車するときは自宅のそばまで持ってきて、ペットボトルの水を掛けて、絞ったタオルで拭いています。普段はカバーを掛けてますね。     小島:僕は自宅にガレージがあるので基本、室内保管です。だから普段は洗車用のシートで拭くくらい。でも出先で雨に降られて帰宅した時は、必ず水滴を全て拭きあげます。その方が汚れもすぐ落ちますし、梅雨時期は何週間か乗らないとガレージがかびてしまうことも。     […]

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ドライブのお供に! クルマに置いておきたい最新・便利グッズ特集

クルマを愛する方にとってドライブは、自分だけ、もしくは好きな人とだけのスペシャルな時間。車内の空間づくりにもとことんこだわりたいものですよね。今回はドライブのお供にあったら便利&フィアットにも似合うグッズを、イタリア生まれの老舗ブランドや、日本発の人気ブランド、フィアット オフィシャルアイテムなどから一挙ご紹介!   OMNI PILLOW(オムニピロー) / BANALE(バナーレ)   ▲〈BANALE〉OMNI PILLOW 9,020円(税込)   3つの形に変化&あなたの安眠を手助けしてくれるトラベルピロー 2015年にイタリア・ミラノで誕生したライフスタイルブランド〈BANALE〉では、外出時や移動時の快適さを向上させるアイテムが人気を呼んでいます。『OMNI PILLOW』は、シチュエーションに合わせて3つの形に変化するトラベルピロー。長時間にわたって移動する際に首をサポートする“ネックピロー”、折り畳んだ間に腕を入れてデスクでひと休みしたり、クッションとして背やお尻に敷いたりもできる“ダブルピロー”、フラットにしてシンプルに枕として使う“ピロー”というバリエーションであなたの安眠を手助けしてくれます。コンパクトなサイズなので、ドライブで疲れた時の仮眠などに役立つアイテムとして車内に置いてみてはいかが?       ▼INFO:画像提供 株式会社マークスインターナショナル https://www.marcs.co.jp/     TAION: ユニセックス ステッチレス ダウン ポンチョ・ブランケット / SHIPS any(シップス エニィ)   ▲〈SHIPS any〉TAION:ユニセックス ステッチレス ダウン ポンチョ・ブランケット 9,460円(税込)   ポンチョとしてもブランケットとしても使えるSHIPS any別注ダウンアイテム 高品質&高機能なインナーダウンをグローバルに展開している〈TAION〉は、国内外のさまざまなブランドとのコラボレーションにも注目が集まる日本発のブランドです。今回のコラボレーションは〈SHIPS any〉だけのエクスクルーシブアイテムで、ポンチョとしてもブランケットとしても使える汎用的なデザインが魅力。肌寒さを感じる秋冬のドライブや、レジャーやアウトドアのお供にピッタリ。あなたの身体をしっかりと暖めてくれる、寒い季節のイチオシアイテムです。ステッチレス仕様で軽量かつ収納袋も付属しているので、携帯性も抜群!また、ユニセックスアイテムなので、夫婦やカップルで共有するのもおすすめです。       ▼INFO:画像提供 株式会社シップス https://www.shipsltd.co.jp/label/shipsany/     CARPARFUM(カーパルファム) / DR. […]

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インスタしチャオ!愛車で向かう秋のドライブスポット

今年もドライブにぴったりの爽やかな季節・秋がやってきました。今回は日常的にインスタグラムを活用されている7人の500(チンクエチェント)、500X(チンクエチェントエックス)、Pandaオーナーさまに、10月頃から色づいてくる紅葉やイチョウ、黄金に輝くススキなど、秋の訪れを感じることのできるおすすめのドライブスポットについて教えていただきました。   1.軽井沢の紅葉をバックに ATYさん(@aty_design) 場所:長野県 星野リゾート 軽井沢ホテルブレストンコート  「辺り一面が赤や黄色に綺麗に色づく秋の軽井沢。木漏れ日の中ルーフスクリーンを開ければ、紅葉の景色を満喫することができます。(ATYさん)」 紅葉の木々に囲まれた水色の500が可愛らしい一枚です。     2.横浜ベイブリッジとグラデーションに染まる空をバックに スシオさん(@susiboy) 場所: 横浜市 大黒埠頭 横浜ベイブリッジを真下から眺めることができる大黒埠頭。空がグラデーションに染まる、夕日が沈む時間帯から夜になるまでの空の変化を楽しむこともおすすめです。 「500を“同居している家族”と考え、ほぼ毎日500のスナップを撮っています(スシオさん)」     3. 画面いっぱいの紅葉と500の後ろ姿 ezoflatさん(@ezoflat) 場所: 北海道千歳市(支笏湖周辺) 「毎年紅葉の季節になると写真を撮りに出かけるお気に入りの場所です。ここで撮影をしていると、結構な確率でエゾシカにも遭遇します。(ezoflatさん)」 色鮮やかな紅葉をバックに車を撮影するには、早朝の光加減が丁度良いため、早起きして出かけるのがおすすめとのことです。     4. 富士山と山中湖をバックにシックな色使いで kenjiさん(@kenjinw638) 場所: 山梨県 三国峠付近 三国峠とは、静岡県小山町から山梨県の山中湖へ抜ける途中にある撮影スポット。富士山と山中湖が一望でき、なおかつ愛車も一緒に写真も撮れるイチオシスポットだそうです。 「春夏秋冬、それぞれ景色が変わるので、すべての季節で訪れると違いを楽しめます!秋は富士山、山中湖、ススキ野原全体を一画面に収めれば、一望感が表現できると思います。(kenjiさん)」     5. 運転席越しに見る、山下公園の紅葉 koromoさん(@koromo_cinquecento_500x) 場所: 横浜市 山下公園銀杏並木 「妻を迎えに行った時の一枚です。青空とイチョウのコントラストを車窓から切り取りました(koromoさん)」 フロントガラス越しに見える、秋晴れの青空と鮮やかな黄金色に色づいたイチョウが、秋の訪れを感じさせてくれます。     6. 藤原京跡に佇むPanda kiyotaka munaokaさん(@kiyo500muna) 場所: 奈良県橿原市 […]

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自動車ライター嶋田智之さんが解説!フィアットの歴史を彩る名車たち

創立から120年以上の歴史を持ち、人々から愛され続けているフィアット。その歴史や時代を彩った名車を、イタリア・トリノにあるフィアット歴史博物館とヘリテージHUBに収蔵されている名車の写真とともに自動車ライターの嶋田智之さんに解説してもらった。   フィアットのはじまり   “かわいい”や“楽しそう”からフィアットの世界に足を踏み入れた方が、その歴史についてご存知なかったとしても、無理はありません。なぜなら“かわいい”も“楽しい”も自動車にとっての揺るぎない価値であり、ひとつの正義。歴史にまつわることなんて知らなくても、そこはたっぷりと満喫できちゃうからです。心と身体で感じて喜びが生まれる。それが最も大切なことですからね。 でも、もう半歩だけ足を進めて歴史の一端をチラ見してみたりすると、大好きなフィアットというブランドの奥深さに気づいたり、自分のクルマについての理解がさらに進んだりして、これまで以上に愛情が膨らんでいくかも知れません。今回はそんなお話を少々──。 フィアットは、イタリア最古の自動車メーカーで、19世紀の終わりの1899年7月、9人の実業家の出資によってトリノに誕生しました。FIATとは“Fabbrica Italiana Automobili Torino”の略で、直訳するなら“トリノのイタリア自動車製造所”となるでしょう。     9人の出資者の中に、養蚕業を営んでいたジョヴァンニ・アニェッリという人物がいました。アニェッリは所有株数こそ極めて少なかったものの創業メンバーの中で最も意欲的で、イタリアに自動車産業を根付かせることを目指して、先頭に立って工場用地を探したり設備を整えたりと奮闘し、自動車の生産を押し進めました。そして1902年、代表取締役に就任。ここからフィアットの快進撃がスタートします。当時の自動車産業は、まだ黎明期と言える時期。当然ながら、クルマは一部の大富豪だけが買うことのできた高級品でした。アニェッリは結果的に高級になってしまうクルマを作るだけではよしとせず、辻馬車に代わるタクシーや商用車、路面電車、船舶用エンジンなどへと手を広げ、フィアットを成長させていきます。     そして1912年、ついにヨーロッパにおける大衆車のパイオニアと後に呼ばれるモデル、『12/15HPゼーロ』を発売。これがヒットとなり、イタリアに自動車を普及させる足掛かりとなったのです。当時のイタリアには他にも自動車メーカーは存在していましたが、大衆車というものに目を向けていたのはフィアットだけだったといっても過言ではないでしょう。   一緒に暮らして楽しいクルマ   1914年にはじまった第1次世界大戦の影響で、フィアットは軍用車両や飛行機、船舶の生産も担うことを余儀なくされます。その後も重工業や機械工業、鉄道、銀行といった他業種にも業務を拡大。複合企業として、多くの雇用を生み出しながら成長を続け、1936年、いよいよ本当の意味での大衆車、トッポリーノこと初代『500(チンクエチェント)』の発売に漕ぎ着けたのでした。小型車から高級車までを作る総合自動車メーカーでありながら、利幅の少ない大衆車に大きな力を注いだのです。途中、第2次世界大戦で生産が止まっていた時期もありましたが、1955年に生産が終了するまでに、系列のクルマも含めて60万台ほどが生産されたことを考えると、それまでのクルマとくらべて大幅に安く買うことのできたトッポリーノが、どれほどイタリアの人達に歓迎されていたか、想像できるでしょう。     第2次世界大戦後の復興期には、1955年に『600(セイチェント)』を発表し、1957年には『Nuova 500(ヌォーヴァ・チンクエチェント)』こと2代目『500(チンクエチェント)』を発売。それらは今も、歴史的な名車として自動車史に名が刻まれています。イタリアの経済を左右する巨大コングロマリットとなっても、1964年デビューの『850』、1969年の『128』、1980年の初代『Panda』、1983年の『UNO(ウーノ)』などなど、小型大衆車の名作と呼ばれるクルマを次々と生み出しました。もちろん総合自動車メーカーですから、ラグジュアリーなセダンやスポーツカーなども作りましたが、それらも他のブランドとくらべればリーズナブルな設定でした。     1960年代後半から1980年代には経営が困難になっていた様々なイタリアの自動車メーカーを傘下に収めてグループを形成し、2014年にはクライスラーも子会社化して『FCA(フィアット・クライスラー・オートモビルズ)』を新たに設立。ブランドごとの棲み分けを綺麗に作り上げると、フィアットは大衆車、いや“一般の人のためのクルマ”作りに集中できるようになりました。多くの人にとって手が届く値段で、一緒に暮らして楽しいクルマに専念することができているわけです。そこは、昔の『500』や『600』、『Panda』などを見てもわかるとおり、フィアットが100年以上も前から大切にしてきたゾーンといえるでしょう。 そう、フィアットは創業から今日まで、イタリアという国に寄り添い、イタリア人に寄り添い続けてきたのですね。その結果として、フィアットならではの、すんなりと人の感性に馴染む心地好さ、同じ時間をともに過ごすことの理屈じゃない喜びといったものが世界中に広がり、僕達ファンの心を優しく惹き付けることになったのです。   フィアット歴史博物館『チェントロ・ストリコ・フィアット』   そうした歴史の流れを自然と実感できる施設が、フィアットの本拠地であるトリノに、ふたつ存在しています。 ひとつは『チェントロ・ストリコ・フィアット』。こちらはフィアットの歴史博物館ともいうべき場所で、1963年に設立されました。フィアットの最初の生産工場を1907年に拡張したときに作られた、アールヌーヴォ様式の建物が使われています。     その建物の美しさもさることながら、驚くべきはやはりその収蔵物でしょう。フィアット最初のモデルである『3.5HP』や1924年の世界速度記録車『メフィストフェーレ』といった歴史的なモデルの数々、そして1919年製造の最初のトラクター、第1次世界大戦でイタリア軍の兵士を運んだトラック、戦闘機、船のエンジン、自転車、冷蔵庫などの家電製品、クルマの設計図、クルマのボディを作るための木型、ポスターや広告などの印刷物などなど……。ファンにとっては見逃せない『500』や『600』に関する展示も、もちろんあります。       じっくり見ようと思ったら1日では時間がたりないほど。所狭しと飾られている展示品の数々から、フィアットがイタリアという国にもたらしてきたもの、そして世界に及ぼしてきた影響というものを、肌感覚でじんわりと知ることができるでしょう。 なお、入館できるのは毎週日曜日のみですが、10時から19時まで開館していて、入場無料なのが嬉しいところです。     歴代モデル250台以上を収蔵する『ヘリテージHUB』   フィアットの歴史を感じられるもうひとつの施設が『ヘリテージHUB』。ここは、2019年にミラフィオーリ工場の敷地内に開設された、旧FCAイタリアンブランドのヘリテージ部門の本拠地です。フィアットをはじめ、アバルト、ランチア、アルファ ロメオなどの歴代モデルを一堂に集めて保管・展示する施設であり、1960年代半ばに作られたフィアットのトランスミッション生産工場の雰囲気をそのまま活かしながらリニューアルされた15,000㎡の敷地の中に、250台を超える歴史的なクルマ達が並べられています。また、ユーザーが持ち込むヒストリックモデルのレストアを行う作業場も隣接されています。     アルファ ロメオが以前からアレーゼに『ムゼオ・ストリコ・アルファ ロメオ』という歴史博物館をオープンしていること、そしてアバルトは世に出たモデルの多くが競技車両として売られて世界中に散っていることもあって、ここに展示されている250台のほとんどがフィアットとランチア。フィアットには『チェントロ・ストリコ・フィアット』もあるのですが、とてもそちらだけに収めきれるはずもなく、むしろ収蔵台数で言うならこちらの方が多いほど。     こちらは市販されてきたプロダクションモデルはもちろん、国際的なアドヴェンチャーツアーを走ったクルマや競技を戦ったマシン、ショーモデル、プロトタイプなどの数々が、テーマ展示のエリアではたっぷり整然と、それ以外の車両はテーマ展示を囲むようにギッチリと詰め込まれて展示されています。 […]

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