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毎年恒例Pandaの祭典「パンダリーノ2020+1」開催!

PandaファンによるPandaファンのためのイベント「パンダリーノ2020+1」が、5月23日(日)に静岡県の浜名湖 渚園にて開催。全国から150台ものPandaとその仲間たちが大集合!晴天の中開催されたイベントの様子をご紹介します。     Panda誕生40周年+1年の記念イベント   初夏にもかかわらず強い日差しの中、毎年恒例のパンダリーノが5月23日(日)に開催。新型コロナウイルスの影響で、残念ながら昨年中止となった同イベントですが、今年は徹底した感染対策の中で行われました。当日は、受付時間の前から、数多くの『Panda(パンダ)』たちが集まり、オーナー同士での談笑がスタート。例年であれば、300台以上のPandaとPandaファンが集まるパンダリーノですが、今回はコロナ禍のため、参加台数を150台ほどに絞り、人もクルマ同士もソーシャルディスタンスを取りつつ、Pandaならではの、のんびりと楽しむイベントとなりました。         パンダリーノといえば、毎年Pandaオーナーが思いのままに過ごすのが恒例のスタイル。リアゲートを開けてタープを設置したり、テントを広げたり。オーナーそれぞれが、心地良い“居場所”を作り上げるのです。手慣れたものだと思ってクルマのウインドウなどを見ると、これまでのパンダリーノのステッカーが貼られているクルマが何台も。このように常連の参加者が多いことからも、パンダリーノの楽しさが伺えます。         今回のタイトルは「パンダリーノ2020+1」。昨年、Panda生誕40周年をお祝いして盛大に開催する予定でしたが、残念ながら中止。そこで今年改めて40周年をお祝いするために「2020+1」として行われたのです! 1980年にデビューした初代Pandaは、世界的なプロダクトデザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロ氏がデザイン。シンプルながらも様々なアイデアと使い勝手に優れたベーシックカーの基本となったモデル。取り外すことも可能なハンモックシートや、インストルメントパネルに取り付けられたスライドできる灰皿など、インテリアも独創的でした。   ▲会場では初代Pandaと写るジョルジェット・ジウジアーロ氏とサインも展示。       ゆるさが魅力のPandaとパンダリーノ   全国からたくさんのPandaオーナーが集まるパンダリーノの魅力について、主催者であるパンダリーノ実行委員会のYUKIさんにお話を伺いました。 「もともと個人のウェブサイトで“パンダをめぐる冒険”というものをやっていたんです。そこに、パンダオーナーの登録コーナーがあって、そういった人たちと関西でたまにオフ会レベルで集まっていたんです。関西以外の人たちとは、フィアット関係のイベントなどで“初めまして”みたいな感じでファンのコミュニティーを続けていたのですが、ちょうど東京と大阪の中間くらいの場所で年1回開催されていたイベントがなくなってしまって。そこで、自分たちでイベントを開催しようということになり、気がつけば今回13回目になりました」   ▲パンダリーノ実行委員会のYUKIさん。   「参加者は、年々増えています。どうしても初代Pandaが多くなりますが、2代目、3代目もまんべんなく参加していただいています。みなさんが“来年もお願いします”とか、年に1回、ここで挨拶してみんなで盛り上がって喋るのが楽しみ”という声を聞くと、止められないというのが正直なところですね(笑)」とのこと。しかし、そんなYUKIさんも会場を回りながら、いろいろな人とおしゃべりをして楽しんでいる様子がとても微笑ましく映ります。そんな雰囲気からも、PandaとPandaオーナーの人となりが窺える気がしました。     ▲YUKIさんの愛車であるパンダ・バン。   そこでYUKIさんにPandaの魅力について聞いてみると、「まず一番はクルマのゆるさがあります。パンダリーノの雰囲気もまさにそうで、速さを競うわけでもなく、改造自慢があるわけでもありません。クルマの優劣がないのです。みんなここに集まって、“良いPandaですね”、“色を変えたんですか”とか、この間は“ここが壊れたのでこうやって直しました”とか。それでも皆さんこだわりがありますので、そこをわかり合いながらコミュニケーションを取っているのです。そういったゆるさがPandaとPandaオーナーの良いところですし、この雰囲気を感じたのでイベントを続けています」とほのぼのとした口調で話すYUKIさん。     実は、イベントを開催するには大事な目的があるとのこと。それは、「Pandaを降りないためのモチベーションの維持です。僕自身もそうですし、このイベントがなかったら降りている人は多いと思います。単純にPandaが調子を崩した時には、やっぱり心が折れますよね。“あぁ、壊れた”と思うこととか、奥さんに“そろそろクルマを乗り換えたら”とか言われることもあるでしょう。でも、1年に1回強烈に楽しいことがあると“もう1回パンダリーノに行くまで乗り続けよう”と思うことができるのです。パンダリーノは、そういうきっかけになっていると思うし、そういうきっかけにしていこうと思っているのです。モノより思い出ではないですが、パンダリーノは、楽しい思い出を作って1年頑張ってもらうためのイベントなんです」と、目を細めながらYUKIさんは話してくれました。       ヒエラルキーなく、みんながそれぞれゆるく楽しんで   それぞれのスタイルでパンダリーノを楽しんでいるPandaオーナーのみなさん。今回参加していた3組のオーナーさんに、Pandaやパンダリーノの魅力についてお話を伺いました。 まず1組目は『Panda Cross 4×4(パンダ クロス フォーバイフォー)』で、奥様と参加されていたNuova500さん。愛車の隣りでフレンチトーストを作っているところにお邪魔しました。   ▲Nuova500さんと奥様   「今回4回目の参加ですが、2代目『Panda(パンダ)』『500X(チンクエチェントエックス)』『595 Competizione(595コンペティツィオーネ)』、そして『Panda […]

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パンダファンが集結!パンダリーノ 2019 開催

5 月26 日(日)静岡県の浜名湖ほとりにある渚園キャンプ場にて、毎年恒例のイベント「パンダリーノ 2019」が開催されました。今回で12 回目となる、パンダオーナーによるパンダオーナーのための本イベントに、今年は299 台が集結。北は山形県、南は熊本県からと日本各地から約700名の方が参加しました。 5 月とは思えない真夏の様な陽射しの中、開場前から歴代のパンダが続々と集合。11 時の開会式の前から、たくさんの方が思い思いのスタイルで「パンダリーノ 2019」を楽しんでいました。 パンダオーナーとパンダファンで結成されている、本イベントの主催者「パンダリーノ実行委員会」のみなさんが趣向を凝らし、年を追うごとに内容も運営もパワーアップ。今年は、参加者にオリジナルデザインのストラップの配布や、オリジナルグッズがGET できるガチャポンの設置など、ファン心をくすぐるアイテムを提供。参加者からも、大変好評を得ていました。 また、イベント中盤には、パンダリーノ実行委員の方々によるトークショーを開催。初代パンダオーナーである実行委員長のYUKI さんから「パンダに代わる車が存在しないから、パンダに乗り続けている」という名言も飛び出し、会場のみなさんも大きく頷いていました。さらに、昨年パンダファンの間で大きな注目を集めたシルバーの『パンダ セレクタ』が登場する映画「旅猫リポート」の裏話や、パンダオーナーのあるある話など、興味深い内容がいっぱいでした。さらに、イベント後半には、パンダにちなんだレアグッズをプレゼントする、じゃんけん大会を開催。会場中が大きな盛り上がりを見せていました。 日本で毎年「パンダリーノ」が開催されていることを知り、大きなよろこびを […]

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歴代パンダが大集合! パンダリーノ 2018開催

    5月27日(日)、パンダオーナーによるパンダオーナーのためのイベント「パンダリーノ 2018」が、静岡県の浜名湖ほとりにある渚園キャンプ場にて開催されました。 今回で第11回目を迎えた毎年恒例の本イベント。今年は、なんと318台がエントリー!日本全国から、約700名の方々が参加しました。 初夏のような陽射しが降り注ぐ中、11時からの開催にもかかわらず、会場には早朝から世代それぞれ、色とりどりのパンダが続々集結。開場前から、盛り上がりを見せていました。           参加者のみなさんは、1年ぶりの再会を喜んだり、オーナー同士の交流を深めたり、日頃あまり見ることのできない貴重な歴代のパンダを写真に撮ったり、芝生の上でくつろいだりと、のんびりとした雰囲気をそれぞれのスタイルで満喫。 毎回参加の方からはじめましての方まで、そして大人から子供まで、みんな笑顔で過ごしていました。                 なお、会場にはイタリアンフード、カレー、カフェなどのキッチンカーや、ミニカーや自動車グッズ、オリジナルアイテムを販売するフリーマーケットも出店。出店者のほとんどがフィアットオーナーということもあり、どのお店も、販売でも会話でも賑わっていました。         また、イベント後半には愛車の走行距離の数字を使った抽選会を実施!パンダにちなんだレアグッズの登場に、会場中が大注目!大きな盛り上がりを見せていました。         毎回、たくさんのパンダオーナーとフィアットファンが集まる「パンダリーノ」。 前日に会場でキャンプをしてイベントに参加した方や、仕事が終わった後、夜通しドライブして会場に駆けつけた方も。 そんな姿から、会場に集まったみなさんの「パンダリーノ」への熱い思いと「パンダ」への深い愛情を、改めて感じる1日となりました。   […]

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フィアットがいない生活は想像できない|FIATオーナー紹介

フィアットの『Panda』を愛する人々が集まるイベント『パンダリーノ』。その取材にお伺いした際、愛車の『Panda Cross 4×4(パンダ クロス フォーバイフォー)』の側でフレンチトーストを焼いていたお二人が今回お話を伺った岡部さんご夫妻です。これまでにフィアット車を何台も乗り継いでいるほか、いまも『Nuova 500(ヌォーヴァ チンクエチェント )』といっしょに暮らしているとのこと。そこで、岡部さんご夫婦に、歴代の愛車の話やフィアットの魅力をたっぷりと伺いました。   Nuova 500がはじめてのフィアット 「大学生の時に先輩から“俺はいつかこのクルマが欲しいんだ”とNuova 500の写真を見せてもらったのが、フィアットというメーカーやNuova 500を知ったきっかけでした」と最初の出会いを教えてくれた岡部さん。   ▲岡部さんご夫妻   そのときに、「僕も凄く欲しい!」と思ったそうです。岡部さんは、元々クルマ好きだったそうですが、その頃は国産の旧車に興味が向いていたとのこと。しかし、「これがきっかけで一気に興味がわきました。ワールド・カー・ガイド(ネコ・パブリッシング刊)のフィアットをすぐに買ってパラパラとめくってみたら、魅力的なクルマがいっぱい載っていて、アバルトもそこで知りました。それがフィアットは面白いと思った始まりです」と嬉しそうに思い出を語ります。そして岡部さんは、「その頃からNuova 500貯金として毎月1万円を貯め始めました。最終的に10年間かかりましたが、そのお金でNuova 500を買えたのです」 このクルマが岡部さんにとって初めてのフィアットになりました。   ▲Nuova 500(写真協力:岡部さん)   フィアットの魅力について、「デザインや走りなどクルマの本質に関わる部分がすごくしっかりと作られているところですね。特に著名なエンジニア、ダンテ・ジアコーサが作ったフィアットのクルマ達や、ジョルジェット・ジウジアーロがデザインした初代Pandaもそうですが、機能を突き詰めて考えた結果、あのデザインになったというクルマがフィアットには多いというところに、すごく惹かれました」と語る岡部さん。     その結果、日本車はもちろん、他のヨーロッパ車には目もくれずフィアット一筋。ワールド・カー・ガイドを毎日眺めながら、フィアット車のことを考えて過ごしていたそうです。 実は、Nuova 500の前に、もう1台購入を考えていたフィアット車があったそうです。「社会人になって普段使いのクルマとして、絶対にフィアットが良いと思って『フィアット リトモ アバルト130 TC』の購入を考えていました。コンパクトなハッチバックで“熱いエンジン”を搭載しているのが魅力でしたね。しかし、親に反対されて断念しました」 そこで、スポーティな走りも楽しめる日本車を手に入れ、そのクルマを持ちながら後にNuova 500も購入。そして、その日本車は13年ほど乗ったころからトラブルが相次いだため手放して、Nuova 500のみの生活になったとのこと。「妻といっしょに、Nuova 500でいろいろな場所へ出かけました。屋根のない駐車場に停めていたため、大雪でクルマが埋まってしまったという思い出もあります」 加えて、奥さまから面白いエピソードが。「ある時、土砂降りの中を迎えに来てくれたのですが、突然道を歩いてるおじさんに『これ、フィアットじゃないですか?』と話しかけられ『中を見せてくれ』といわれたことがありました」そして「珍しいクルマだから、どうしてもインテリアを見たいといきなりドアを開けられたよね(笑)」と岡部さんご夫婦は顔を見合わせながら楽しそう。     また、奥さまは、「インパネ周りがツルッとしているので、それにビックリしました。嫌だなという感じは全然なく、楽しい、可愛いと思いました。土砂降りの中で乗っても、ついつい笑っちゃうんです」とお二人ともNuova 500を本当に大好きな様子です。   2代目Pandaからはじまる、快適なフィアット生活 Nuova 500を所有していたものの、年式が古いため長距離でのお出かけはレンタカーを借りていたという岡部さんご夫婦。 「レンタカーを借りる度に、すごくガッカリしていました。こういうクルマに毎回乗るのであれば、やっぱりもう1台、フィアットで何か良いのはないかなと考え2代目『Panda(パンダ)』の中古車を買いました」 そこでも、フィアット車であるということは譲れなかったそうで、他ブランドのクルマのことは、まったく考えなかったそうです。   ▲500X(写真協力:岡部さん)   すでに、この2代目Pandaを手放しているという岡部さん。実は、そのことを後悔しているそうです。「サイズ感や、小さいのに5ドアであることなど、いまにして思うと貴重な存在でした」とのこと。 そのPandaを手放した後『500X(チンクエチェントエックス)』を購入。500Xの購入には、実は岡部さんの趣味が関係していました。「トレイルランニングや登山をするので、ちょうどSUVの四駆が欲しかったのです。そうした思いにピッタリなモデルがフィアットのラインナップに加わっていたことと、形が500に近いこともあり、ずっと欲しいと思っていました。ちょうど『Panda 4×4(パンダ […]

LIFESTYLE

ミニマリズム溢れたフィアットにぞっこん|FIATオーナー紹介

待ち合わせの場所にグリーンの『Panda 4×4(パンダ フォーバイフォー)』とともにいらしていただいたのは、三浦さんご夫妻。ご主人の三浦直樹さんはPandaを、奥さまは『500(チンクエチェント)』を足に生活を楽しんでいるご様子。実は先日開催されたフィアットピクニックで少しだけお話を伺っていたのです。そこで今回は、ご夫妻にフィアットとの生活の楽しさやその魅力についてじっくりお話をしていただきました。   小さい頃からの憧れ 三浦さんがPandaをお買いになったのは2019年。お正月明けの初営業日にディーラーを訪ねて試乗もせずに購入に踏み切ったそうです。「小さいころから、いつかはPandaが欲しいと思っていたんです」と三浦さん。子供の頃からクルマが好きだったそうで、お話を伺った当日もその頃よく見ていたという1995年の輸入車ガイドブックをご持参いただいていました。       「この中には素敵なクルマがたくさん出ているんです。元々小さいクルマが好きで、中でもPandaを見た時にこのデザインが衝撃的でした」とそのころからPandaに想いを馳せていたことを教えてくれました。 さらに初代Pandaは、「引き算で作られたクルマのような感じがすごくしたんです。ワイパーは一本しかありませんし、ボディーが平面で作られて無駄がないなど、知れば知るほどデザインの力を感じて。まさにベーシック故の奥深さがあります。こういったクルマは日本車にはありません。そういった魅力に幼いながらに取り憑かれたのでしょうね」と当時からの思いを振り返ります。       大型のSUVからミニマルなPandaへ 免許を取得後、軽自動車を購入した三浦さん。もともとアウトドアが趣味でその軽自動車で出かけていたそうです。その後、比較的大きなサイズのSUVに乗り換えました。三浦さん曰く、「大きいので中でも寝られますし、当然荷物も簡単に乗りますので、工夫など考えることが全くありませんでした。便利なクルマで文句もなく数年乗っていたのですが急に飽きが来てしまって。自分には何か違う気がしたんです」 三浦さんが小さいクルマに惹かれるのは、「大きなクルマは考えることなく荷物を沢山積んで出かけられますよね。しかし、小さいクルマだからといって荷物が積めないわけではなく、様々な工夫をすることによって、思った以上にたくさんの荷物を乗せられたりします。そのように頭を使っていろいろな工夫をして(クルマと)やり取りをする。知恵を使って乗るのが好きなんですね」とのこと。     そして、長く思いを馳せていたPandaを手に入れたわけです。そこで気になるのが、子供の頃に見ていたPandaは初代、購入したのは3世代目ということです。三浦さんは、「Pandaは(歴代)ずっと気になっていて日常的に雑誌などを含めて見ていました」とのこと。「デザインでのインパクトとともに、Pandaという名前がなんとも可愛らしくて印象に残っていました。ちょうど限定車の4×4が出たタイミングも良かったです」と今でも嬉しそう。今回購入された4×4は趣味のアウトドアでのシチュエーションにも似合うと考えたそうです。     大型のSUVからミニマルなPandaに乗り換えたことを奥さまはどう見ていたのでしょう。 「それまでのクルマではちょっとキザっぽい、格好つけている感じがしていたんですね。Pandaの方が見た目も似合っています」とご主人の方を見ながらコメントしてくれました。一緒に乗っていても「このくらいの距離感が好きなんだなと思いました」と以前よりも近くに座るシートポジションが好ましいようです。     また、奥さまはWebデザイナーのお仕事をされています。その視点でPandaを見ると、「変に装飾性があるわけではなく、ところどころのあしらいが可愛いですね。例えば、ダッシュボードのところなどにPANDAといっぱい書いてあったり。車内はまるしかく(スクワール)で統一されていて、あまりデジタル感が表現されていないところも可愛く感じます」と好印象な様子です。         乗っているとニヤニヤしてしまう 実際にPandaを手に入れてみて、三浦さんはどう感じているのでしょう。 「とても新鮮でした。そもそもマニュアルトランスミッションですし、エアコンもマニュアル、リアウインドウは手巻きタイプ。自分にとって、とても良いカルチャーショックでしたので、はじめは相当ニヤニヤしながら乗っていたでしょうね」と今もにっこりと語ります。 その横で奥さまは吹き出しそうな様子でしたので、まさにその通りだったのでしょう。そして、「停車しているときにビルなどに自分のクルマが映ると、乗り出して『良いクルマが映っているな』と嬉しそうに見ていました」と教えてくれました。     趣味のアウトドアでもキャンプなどでPandaは活躍しているそうです。前述したとおり、工夫して積載することなどを考えるのが好きな三浦さんなので、「数あるキャンプ道具の中からその日、何を持っていくか、クルマのサイズなどを鑑みながらセレクトするのが楽しいですね。何でも持っていけるわけではありませんし、どうしてもという時は屋根に積むようにしていますが、基本的にはリアのラゲッジスペースで何とかしています。リアシートですか? もちろん倒しません」とのことなので、Pandaのラゲッジスペースのみを使って、セレクトした大好きなキャンプ道具でお出かけしているのでしょう。     キャンプについて奥さまは、「誘われたら……」と苦笑い。あまり得意ではなさそうです。三浦さんもそのあたりはわかっているようで、「ソロキャンプの集団みたいな感じで会社の仲間と行くことが多いですね」とのこと。 ちなみにPandaに似合うギアはどんなものかと三浦さんに聞いてみると、「難しいですが、コンパクトなものでしょうね。軽くて機能性に優れているようなものだと思います」とコメントしてくれました。 そんなPandaとの生活で、まだ雪道は経験がないとのこと。「雪深いところで四駆のスイッチをオンにして走るのを楽しみにしています。早く雪道に行ってみたい」ときらきらと目を輝かせながら語ります。     普段のお出かけも、もちろんPandaです。三浦さんは、「クルマで出かけるというよりは、Pandaで出かけるというイメージです。移動の友というか、そういう間柄。クルマなら何でもいいということではなく、Pandaがいいんです」と愛おしくてたまらない様子。三浦さんの中では自動車という世界があるとすれば、Pandaとそれ以外という括りのようです。   500に乗るとテンションが上がる さて、そんな三浦さんからかなり影響をうけた奥さまは昨年500を中古車で購入されました。 「家庭の事情でクルマが必要になって、最初はなんでもいいと思っていたのですが、そういうクルマはやはり可愛くないんです。実はずっと500は可愛いと思っていたので、夫に“中古があるよ”といわれて見に行って買いました。Pandaですか? マニュアルなので乗れないです。最も、たとえオートマだったとしても、すごく大事にしているので、何かあったら怒られそうな気がします」とのこと。 「500で出かけて駐車場に戻ってくると、あの“とぼけ顔”が可愛いといっています」と三浦さん。それを聞いて、「顔が好きですね。飾り気が少ないのですが可愛いです。余計なものがついていない、シンプルなものが好きなので、多分そこが夫と趣味が合うのでしょう」とご主人と顔を見合わせながらお話をされます。 500は外観だけでなく、内装も気に入ったそうです。「乗っている時は内装しか見ないので、そこが可愛いのがよかったですね」とのこと。ボディカラーはバニライエローで内装のインパネ周りも同色。そのため、「とても華やかに感じます。ステアリングの白と合わせてその配色も可愛いですね。可愛くないと、テンションが上がらないんです」と、とても満足している様子でした。   […]

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自動車ライター嶋田智之さんが解説!フィアットの歴史を彩る名車たち

創立から120年以上の歴史を持ち、人々から愛され続けているフィアット。その歴史や時代を彩った名車を、イタリア・トリノにあるフィアット歴史博物館とヘリテージHUBに収蔵されている名車の写真とともに自動車ライターの嶋田智之さんに解説してもらった。   フィアットのはじまり   “かわいい”や“楽しそう”からフィアットの世界に足を踏み入れた方が、その歴史についてご存知なかったとしても、無理はありません。なぜなら“かわいい”も“楽しい”も自動車にとっての揺るぎない価値であり、ひとつの正義。歴史にまつわることなんて知らなくても、そこはたっぷりと満喫できちゃうからです。心と身体で感じて喜びが生まれる。それが最も大切なことですからね。 でも、もう半歩だけ足を進めて歴史の一端をチラ見してみたりすると、大好きなフィアットというブランドの奥深さに気づいたり、自分のクルマについての理解がさらに進んだりして、これまで以上に愛情が膨らんでいくかも知れません。今回はそんなお話を少々──。 フィアットは、イタリア最古の自動車メーカーで、19世紀の終わりの1899年7月、9人の実業家の出資によってトリノに誕生しました。FIATとは“Fabbrica Italiana Automobili Torino”の略で、直訳するなら“トリノのイタリア自動車製造所”となるでしょう。     9人の出資者の中に、養蚕業を営んでいたジョヴァンニ・アニェッリという人物がいました。アニェッリは所有株数こそ極めて少なかったものの創業メンバーの中で最も意欲的で、イタリアに自動車産業を根付かせることを目指して、先頭に立って工場用地を探したり設備を整えたりと奮闘し、自動車の生産を押し進めました。そして1902年、代表取締役に就任。ここからフィアットの快進撃がスタートします。当時の自動車産業は、まだ黎明期と言える時期。当然ながら、クルマは一部の大富豪だけが買うことのできた高級品でした。アニェッリは結果的に高級になってしまうクルマを作るだけではよしとせず、辻馬車に代わるタクシーや商用車、路面電車、船舶用エンジンなどへと手を広げ、フィアットを成長させていきます。     そして1912年、ついにヨーロッパにおける大衆車のパイオニアと後に呼ばれるモデル、『12/15HPゼーロ』を発売。これがヒットとなり、イタリアに自動車を普及させる足掛かりとなったのです。当時のイタリアには他にも自動車メーカーは存在していましたが、大衆車というものに目を向けていたのはフィアットだけだったといっても過言ではないでしょう。   一緒に暮らして楽しいクルマ   1914年にはじまった第1次世界大戦の影響で、フィアットは軍用車両や飛行機、船舶の生産も担うことを余儀なくされます。その後も重工業や機械工業、鉄道、銀行といった他業種にも業務を拡大。複合企業として、多くの雇用を生み出しながら成長を続け、1936年、いよいよ本当の意味での大衆車、トッポリーノこと初代『500(チンクエチェント)』の発売に漕ぎ着けたのでした。小型車から高級車までを作る総合自動車メーカーでありながら、利幅の少ない大衆車に大きな力を注いだのです。途中、第2次世界大戦で生産が止まっていた時期もありましたが、1955年に生産が終了するまでに、系列のクルマも含めて60万台ほどが生産されたことを考えると、それまでのクルマとくらべて大幅に安く買うことのできたトッポリーノが、どれほどイタリアの人達に歓迎されていたか、想像できるでしょう。     第2次世界大戦後の復興期には、1955年に『600(セイチェント)』を発表し、1957年には『Nuova 500(ヌォーヴァ・チンクエチェント)』こと2代目『500(チンクエチェント)』を発売。それらは今も、歴史的な名車として自動車史に名が刻まれています。イタリアの経済を左右する巨大コングロマリットとなっても、1964年デビューの『850』、1969年の『128』、1980年の初代『Panda』、1983年の『UNO(ウーノ)』などなど、小型大衆車の名作と呼ばれるクルマを次々と生み出しました。もちろん総合自動車メーカーですから、ラグジュアリーなセダンやスポーツカーなども作りましたが、それらも他のブランドとくらべればリーズナブルな設定でした。     1960年代後半から1980年代には経営が困難になっていた様々なイタリアの自動車メーカーを傘下に収めてグループを形成し、2014年にはクライスラーも子会社化して『FCA(フィアット・クライスラー・オートモビルズ)』を新たに設立。ブランドごとの棲み分けを綺麗に作り上げると、フィアットは大衆車、いや“一般の人のためのクルマ”作りに集中できるようになりました。多くの人にとって手が届く値段で、一緒に暮らして楽しいクルマに専念することができているわけです。そこは、昔の『500』や『600』、『Panda』などを見てもわかるとおり、フィアットが100年以上も前から大切にしてきたゾーンといえるでしょう。 そう、フィアットは創業から今日まで、イタリアという国に寄り添い、イタリア人に寄り添い続けてきたのですね。その結果として、フィアットならではの、すんなりと人の感性に馴染む心地好さ、同じ時間をともに過ごすことの理屈じゃない喜びといったものが世界中に広がり、僕達ファンの心を優しく惹き付けることになったのです。   フィアット歴史博物館『チェントロ・ストリコ・フィアット』   そうした歴史の流れを自然と実感できる施設が、フィアットの本拠地であるトリノに、ふたつ存在しています。 ひとつは『チェントロ・ストリコ・フィアット』。こちらはフィアットの歴史博物館ともいうべき場所で、1963年に設立されました。フィアットの最初の生産工場を1907年に拡張したときに作られた、アールヌーヴォ様式の建物が使われています。     その建物の美しさもさることながら、驚くべきはやはりその収蔵物でしょう。フィアット最初のモデルである『3.5HP』や1924年の世界速度記録車『メフィストフェーレ』といった歴史的なモデルの数々、そして1919年製造の最初のトラクター、第1次世界大戦でイタリア軍の兵士を運んだトラック、戦闘機、船のエンジン、自転車、冷蔵庫などの家電製品、クルマの設計図、クルマのボディを作るための木型、ポスターや広告などの印刷物などなど……。ファンにとっては見逃せない『500』や『600』に関する展示も、もちろんあります。       じっくり見ようと思ったら1日では時間がたりないほど。所狭しと飾られている展示品の数々から、フィアットがイタリアという国にもたらしてきたもの、そして世界に及ぼしてきた影響というものを、肌感覚でじんわりと知ることができるでしょう。 なお、入館できるのは毎週日曜日のみですが、10時から19時まで開館していて、入場無料なのが嬉しいところです。     歴代モデル250台以上を収蔵する『ヘリテージHUB』   フィアットの歴史を感じられるもうひとつの施設が『ヘリテージHUB』。ここは、2019年にミラフィオーリ工場の敷地内に開設された、旧FCAイタリアンブランドのヘリテージ部門の本拠地です。フィアットをはじめ、アバルト、ランチア、アルファ ロメオなどの歴代モデルを一堂に集めて保管・展示する施設であり、1960年代半ばに作られたフィアットのトランスミッション生産工場の雰囲気をそのまま活かしながらリニューアルされた15,000㎡の敷地の中に、250台を超える歴史的なクルマ達が並べられています。また、ユーザーが持ち込むヒストリックモデルのレストアを行う作業場も隣接されています。     アルファ ロメオが以前からアレーゼに『ムゼオ・ストリコ・アルファ ロメオ』という歴史博物館をオープンしていること、そしてアバルトは世に出たモデルの多くが競技車両として売られて世界中に散っていることもあって、ここに展示されている250台のほとんどがフィアットとランチア。フィアットには『チェントロ・ストリコ・フィアット』もあるのですが、とてもそちらだけに収めきれるはずもなく、むしろ収蔵台数で言うならこちらの方が多いほど。     こちらは市販されてきたプロダクションモデルはもちろん、国際的なアドヴェンチャーツアーを走ったクルマや競技を戦ったマシン、ショーモデル、プロトタイプなどの数々が、テーマ展示のエリアではたっぷり整然と、それ以外の車両はテーマ展示を囲むようにギッチリと詰め込まれて展示されています。 […]

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フィアットピクニックが帰ってきた!電気自動車『500e』の国内初お披露目も。

FIAT 500(フィアット チンクエチェント)の誕生日を祝うFIAT公式バースデーイベント『フィアット・ピクニック』が今年は新潟県・燕市に場所を変え、現オーナーのみを招待したシークレットイベントとして開催!サプライズでフィアット初の電気自動車『500e』も初お披露目され、大盛況に終わったイベントの様子をご紹介します。     今年はリアルイベントとして実現   フィアットオーナーのみなさまが集まり、さまざまなアクティビティを通じて楽しい時間を共有する毎年恒例のイベント「FIAT PICNIC(フィアットピクニック)」が2021年7月4日(日)に開催されました。 ここ数年は山梨県の富士山の麓で行われ、去年はコロナの影響でオンライン開催となりましたが、今年は場所を変えて新潟県・燕市で開催。     感染予防のため参加台数も大幅に絞っての実施となりましたが、会場ではマスクの着用をはじめ対策も十分に行い、リアルイベントとして実現することができました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました! 今回ご参加いただけなかったみなさまも、来年のフィアットピクニックでお待ちしています。   ▲色とりどりのフィアットが続々と到着。(写真提供:FCAジャパン株式会社)     ▲写真提供:FCAジャパン株式会社       モノづくりと農業が盛んな街で再会   初めて新潟・燕市役所内の特設会場を舞台に行われたフィアットピクニック。当日はあいにくの雨模様でしたが、それにもかかわらず、予想を上回る大勢のフィアットオーナーのみなさまに全国から集まっていただき、会場は色とりどりのフィアットで埋め尽くされました。日本最大の米どころである新潟だけあり、燕市役所も目前に広大な田園が広がる自然に囲まれたエリア。のどかで広々としたその場所で、参加者のみなさまはプレゼントとして配布されたフィアット オリジナルタープを愛車に設置し、ソーシャルディスタンスを保ったうえでピクニック気分を味わいました。     ▲左:参加者にプレゼントとして配布されたフィアットグッズ/右:フィアット オリジナルタープ。   ▲ソーシャルディスタンスを保ち、配布されたフィアット オリジナルタープを設置。     お昼から始まった開会式で、FCAジャパン株式会社 マーケティング本部長のティツィアナ・アランプレセは、「みなさま、ようこそ、グラッツェ。去年はオンライン開催だったので、今年はみなさまにリアルで会いたかったです。今回は(人数を絞った)小さなグループでの開催ですけど、サスティナビリティをテーマに、燕市を舞台に開催することになりました」とごあいさつ。   ▲FCAジャパン株式会社 マーケティング本部長のティツィアナ・アランプレセ   続いて燕市の鈴木力市長がお祝いのメッセージをくださいました。 「燕市は金属製品の日本有数の産地です。代表的な例では、ノーベル賞の晩餐会で使われる金属洋食器はここ燕市で作っているもので、伝統的にモノづくりが盛んな街です。さらに農業も盛んで、田んぼの面積あたりの米の収穫量は新潟県1位。キュウリやトマトも県内で2番目の生産量です。農業、モノづくり、金属製品の生産といったことを自然豊かな中で、持続可能な社会を作っていることから、燕市を選んでいただきました」とコメント。   ▲新潟県燕市の鈴木力市長   これを受けて、アランプレセは燕市を「産業と農業、そして人々の生活のバランスがとれている街だと思います。サスティナブルな取り組みはとても大事で、燕市のようにバランスをとっていくことが重要だと思います」と述べ、フィアットが取り組んでいる「FIAT Agri Art Project(フィアット アグリ アート プロジェクト)」について紹介しました。   ▲特定非営利活動法人メイド・イン・ジャパン・プロジェクト副理事 […]

LIFESTYLE

出会うべくして出会った、Pandaとの日常

ライフスタイルはそれぞれ異なるのに、愛車であるPandaはオーナーそれぞれの生活にぴったりと寄り添っている。さりげなく、ときに印象強く。そんな人生に彩りを添えるPandaとの暮らしぶりについて、オーナーに話を伺った。     愛車のPandaとは同級生 いっしょにメンテナンスしながら長くつき合いたい 岩本美香さん/FIAT Pandaセレクタ(1998年)     「このPanda、私と同じ1980年生まれなんです。偶然なのですが、同じ年に生まれた車に乗れるというのは感慨深いものがありますね」。 まさに運命的な出会いともいえるエピソードを素敵な笑顔とともに教えてくれた岩本さんは、物心ついた頃から車が好き。それは車好きな父親の影響が大きい。 高校卒業後、すぐにマニュアル免許証を取得し、最初の愛車から左ハンドルのマニュアル車を選んだ。「昔から惹かれる車が80~90年代の車で、デザインがとても好き。とくに、ヨーロッパ車のハッチバックが好きなんです」。     そんな中、出会った車が初代Panda。彼女にとって、初めてのイタリア車。初代Pandaの存在は、知人が乗っていたこともあり以前から知っていて、かわいいデザインだなと気になっていた。 「趣味用の車、実用車と2台を所有できたら理想的ですが、車は通勤でしか使わないので不経済。1台で趣味と実用を兼ねられる車を探したときに、ちょうどいいバランスだったのがPandaに決めた理由です」。 旧車に乗り続けてきた経験も経ていたため、旧車の扱いはお手のもの。普段からていねいな運転を心がけ、3000㎞ごとにオイル交換。その際には、入念な車両のチェックも怠らない。平日はお買い物、週末は3頭の犬をPandaに乗せてドライブへ出かける。山なら山歩き、海では砂浜での散歩を、愛犬といっしょに楽しんでいる。 「助手席に1頭、後部座席はフラットにして2頭を乗せています。後ろの空間は犬同士がケンカしないようにネットで仕切りを作り、1頭ずつ分けて乗れるようにしています」。     また、ときには、仕事のため4日間で1300㎞もの道のりを愛車Pandaで走破するそう。いったい何の仕事をしているかと思いきや、彼女はクラシックカーラリーを主催する会社に勤めている。 「ラリーのスタートからゴールまでの往復を含めると、6日間で約2000km近く走っています。でもPandaは全然大丈夫!余裕ですね」。 仕事上、日本全国をPandaとともに走っている岩本さん。初代Pandaが珍しいこともあり、各地を走っているとガソリンスタンドなどで話しかけられることも増えたという。 「大切に乗っていることは間違いないのですが、その反面、気負わずに使い倒せるところも気に入っています。毎日履くスニカーのような感覚。私と同じ年でもあるので、いっしょにメンテナンスをしながら、いつまでも長く乗れればいいなと思っています」。 写真提供:カー・マガジン編集部/撮影 佐藤亮太     Pandaとの出会いから始まった、充実の6輪ライフ 中山順司さん/FIAT Panda Easy(2014年)     Pandaに2台の自転車を乗せて、6輪ライフを満喫中の中山さん。Pandaと出会ってから、自転車を持っていかない旅は一度もしていないという。往路はドライブを楽しみ、目的地に着いたら自転車で散策するのが中山さん流の旅の楽しみ方。 「自転車を持って行くと、ドライブ中には見落としてしまいがちな地元のパン屋さんや絶景ポイントなどに気軽に立ち寄ることができるんですよね」。 中山さんと奥様の2人が、車+自転車の旅を楽しんでいる様子を見て、数年前から娘さんも「自転車に乗りたい!」となり、いまでは父と娘で旅に出かけることも増えたという。     車と自転車の旅。そんな旅のきっかけを作ったのがPanda。 「以前から自転車は趣味で楽しんでいましたが、Pandaを購入したタイミングで、ロードバイクも購入したんです。Pandaに乗る前は車に自転車を乗せて出かけるという発想自体が無かったのですが、Pandaにはちょうど後部座席に1台、荷室に1台とシートを倒さなくても自転車が乗せられた。そのことがわかってからは、日帰り旅行をする回数も一気に増えました」。 そして、Pandaと出会ったときの印象も運命的だったという。 「Pandaを見たとき、この車なら5年後も飽きることがないだろうという確信めいたものがあったんです。奇をてらっていないかわいらしいデザインとシンプルさ、そしてエモさもある。小さい車で軽快に走るのが好きなので、サイズ感も気に入っています。実際、乗り始めて6年が経ちますが、いつ見ても小動物みたいな雰囲気があって愛着がありますね」。     旅の予定は、天気予報次第で突然決まることもあるとか。 「今週末、“晴れ”ということが分かると、よし行こう!となりますね。Pandaがあると、本当に自由。荷物の積み方もうまくなって、隙間なくフルに積んで出かけています。先日は、キャンプにも行ってきました。1日目はキャンプをして、2日目は自転車で散策。キャンプの道具は現地で借りたのですが、今後キャンプギアを積むとなったら、次は屋根ですね。屋根に自転車を乗せればキャンプ道具も積んでいけます(笑)。Pandaのおかげで、遊び方の幅が増えました」。 まさに、充実のPandaライフ。これからも6輪の旅は長く続きそうだ。     乗り換えもPanda一択。他の選択肢は浮かばなかった 音楽活動にも欠かせない相棒 エフオピさん/FIAT Panda Easy(2018年) […]

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Pandaオーナーによる、座談会 Panda愛を大いに語る

Pandaのデビュー40周年を記念して、オーナーの方々に集まっていただき「Panda愛を大いに語り合おう!」という名の座談会を開催しました。1980年に誕生した初代から2代目、そして現行モデルの3代目が大集合。どのような愛が語られたのか、その模様をお届けします。     Pandaオーナーによる試乗会 座談会の会場は代官山T-SITEにあるカフェバー・ダイニングIVY PLACE。この場所は都会のど真ん中、代官山でありながらも120台もの駐車場が完備されているため、数々の車好きのオーナーが足しげく通う場所。朝9時半に駐車場に到着すると、すでに愛くるしい佇まいで歴代のPandaが並んでいました。並んでいるかわいい姿を見るだけで顔がほころび、ホッと心を和ませてくれる存在です。オーナーのみなさんもどこかそのPandaのフレンドリーさを身にまとっている雰囲気。 この日は、フィアット車の試乗会からスタート。用意された試乗車は500、500X Sport、そして2020年10月13日に登場した150台の限定モデルPanda Cross 4×4。Pandaはもちろん、500や500Xとのご対面に、参加者のみなさんは自然と笑みがこぼれている様子でした。       初代オーナー、2代目オーナーの方は「アイドリングストップがついていること自体が衝撃でした(笑) それもとてもスムーズでストップ後の操作が心地よかった」「Pandaらしさが引き継がれていて楽しかった」というコメントをはじめ、現行Pandaのオーナーの方々は「内外装の違いを発見して楽しかったです」「チンクもかわいくて浮気しそうになりました」などなど、新しい発見や走りの楽しさ、面白さを体感できた様子。   試乗会後はオープンテラスがついた開放的な空間でランチをとりながら座談会がスタート。モータージャーナリストの若林葉子さんを司会に迎え、Pandaオーナー6名に加え、FCAジャパンのマーケティング本部長であるティツィアナ・アランプレセとプロダクトマネージャーの生野逸臣を交えて、和やかなムードの中、座談会がはじまりました。     Pandaを選んだ理由を教えてください! 一目ぼれ、憧れ、ライフスタイルがキーワード   座談会のスタートは自己紹介と、Pandaとの出会い、Pandaオーナーになったきっかけを教えていただきました。 山口善之さん 愛車:初代Pandaセレクタ(1994年式)     「もともと車はデザイン重視。Pandaはその終着点ですね。新車から乗り続けて今に至りますが一生付き合う覚悟です。イタリア車、フィアットのこだわりや大衆ブランドというカテゴリーも好きになった理由。イタリア車のシンプルなデザイン、ガジェットな雰囲気、見た目のおもちゃ感。本当に味わい深い車だなと思います」   飯嶋ひろさん 愛車:Panda Easy(2019年式)     「私は2006年から乗っていた2代目Pandaから、昨年現行Pandaに乗り換えました。物心ついた頃から動物のパンダが好きで、社会人になってからは好きなパンダグッズを集めるのがライフワークでした。免許を取得して自分の車を選ぶ際に、車が好きな友人からPandaという車があることを聞き、実際に見に行ったら即決でした。完全なる一目ぼれです」   立迫謙一さん 愛車:2代目Panda(2007年式)     「実は家の駐車場の事情で長さは4m以内、子供が小さいから4ドアがいいなど条件に見合う車を探すことから始まります。いろんな制約がある中でぴったりと当てはまったのは2代目Pandaでした。もともと小型車が好きなこともありますが、僕にとって初めてのイタリア車、Pandaは全然飽きません。本当に楽しい車です」   榊原淑恵さん 愛車:初代Panda セレクタ(1994年式)     「道で見かけたのがきっかけでそれ以来どうしても乗りたいという気持ちと、今乗らないと一生乗れないかもしれないと思い探しました。最終的に今の愛車を見つけたのは出張先の大阪です。それほど長く乗るつもりはなかったのですがすっかりと魅了されてしまいました」   三浦直樹さん 愛車:Panda 4×4(2018年式)     「今の車が初Pandaです(笑) いつかはクラウン…じゃないですけど、いつかはPandaに乗ってみたいという思いがずっとありました。遡れば小さい頃から輸入車の図鑑をよく見ていて、そのときに初代Pandaを見てデザインに衝撃を受けたことを覚えています。実際に選ぶ段階では現行のPandaにしようと思っていたのですが、アウトドアが好きなので今のライフスタイルにとてもマッチしています」   […]